子殺しは増えていないような・・・(減っているのでは?) | ママブルー仙台 のブログ

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こんばんは星


今日の内容は、読んで気持ちの良いものではないと思うので、

心の調子の悪い方は、調子の良い時に読んでください。

申し訳ありません!


最近、母親が子供を殺してしまう事件の報道がされています。


「母親が甘やかされて育って苦労を知らないから」

「核家族化が進んで、育児が孤独・孤立化しているから」

等々のご意見が出ているようなのですが、


それは、最近になり、または年々

親による子殺しや幼児虐待が増えているということを

前提にお話されているのではないかと思います。

確かに、色々な報道を見るとそんな気にもなります。


ただ、実際には幼児や赤ちゃんが殺される件数は減っています

(「少年犯罪データベース」HPより引用しました。(引用フリー)

 内容が一部生々しくて辛く感じられる方もいると思いますので、

 直接リンクはしません)


↓警察庁調べ 昭和47年~のデータママブルーin仙台 のブログ-警察庁

↓厚生労働省調べ 昭和22年~のデータ

ママブルーin仙台 のブログ-厚生労働省


以前より子供の数は減ってはいますが、HP内の引用をしますと

「9歳以下の幼児を殺すのはほとんどが親か祖父母です。

これで戦後の親の子殺しが概観できます。
グラフをご覧いただければお判りのように、殺される1~9歳は昭和30年の12分の1、

バブル期と比べてさえ、6分の1ほどに減っています。

人口比で見ても、昭和30年の7分の1、

バブル期と比べてさえ、4分の1ほどに激減しています。」


「親が育児を放棄したような事件は、警察庁『犯罪統計書』の少年の福祉を害する犯罪のうち

「保護責任者による幼者遺棄」の統計で判ります。

いまたまたま手元にある資料から検挙者数を見てみますと、

昭和34年80人、昭和36年64人、昭和37年80人、昭和39年68人、昭和40年67人で、

最近はと云いますと、平成18年20人、平成19年16人、平成20年18人となっています。

親が子どもの養育を放棄して逮捕されるのは四分の一まで減ってます。

子供の数は半分ほどになっているので、子供の人口比でも半分に減ってます。」


・・・というわけで、子殺し、ネグレクト(育児放棄)は減っている、としか

言いようがないデータが出ています。


また、よく虐待が増えているとも報道されますが、

「児童虐待相談件数」

「児童虐待対応件数」

「児童虐待通告件数」

「児童虐待摘発件数」

が増加しているのはよくわかるのですが、

虐待そのものの増加というと・・・あれれ?


以前は虐待に対してそんなに意識もなかったですし、

警視庁などに把握される児童虐待というのは

少なかったのかもしれません。


児童虐待は行き過ぎると子供が亡くなることに

なると思うのですが、

その死亡者数のグラフは上の2つの通り・・・


???虐待そのものって

本当に増えてるのかな?という

気持ちになってきます・・・。


とりあえずは、「最近になって子殺しが増えた」

「虐待(そのもの)が増えた」というのは、

ど、どうなんだろう???

違うんじゃないのかなぁ???

と思う今日この頃です。


長くなりましたが、ご参考まで・・・