心が弱い。 | ☆毎日が大切な瞬間☆

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2015年6月 長男(10才)横紋筋肉腫発症。
化学療法 VDC-IE 
イリノテカン
放射線治療 
2016年9月 全治療終了 現在、経過観察中。

今までの次男の反抗的な行動、暴言、長男への態度の理由。次男の苦しみが分かりました。

(長くなります)

もうすぐ誕生日の次男。誕生日プレゼントを決めご機嫌でした。
でも、旦那さんが「物投げたり暴れたらプレゼントあげないぞ」と冗談混じりで言ったら、次男スイッチオンに。

「いいよ、プレゼントなんていらないよ!」
の一言から始まり、今まで我慢していた事を全て泣きながら話し出しました。

みんな長男に特別扱い。
病気だからって、お小遣い貰ったり欲しいもの買ったり。
今、長男が入院してた年齢だけど、僕は同じようにお小遣いや物を買って貰えることはないよ。
入院中、お母さんは毎日夜遅くて、おばあちゃんと居るのは嫌だった。
おばあちゃんに任せてばかりだった。
長男の心配ばかりで、ぼくの事は心配してなかった。
お母さんも悪いんだよ。ちゃんと平等に見てなかったから。
いつも長男中心。
辛かった。ずっと我慢してきた。
言えなかったんだ。
だから、長男を見るとずるくてイライラした。


全て気持ちを吐き出した次男。
ずっとずっと我慢してきたんだと思うと、私も涙目に。
「ずっと辛かったんだね。」
と言うと
「うん。でも今、言えて少しスッキリした。でも、どうしていいのか分からない。長男も好きで病気になった訳じゃないって分かるよ。でも、嫌だった。」

一緒に話を聞いていた長男。
「分かったよ。次男も辛かったんだよね。」
と長男も涙。

もう、最後は次男も長男も涙。

次男は長男の治療中、ずっといろんな思いを我慢してきた。
もっとちゃんと、心のケアが必要だったんだ。
自分では、次男、三男も気にかけていたつもりだった。でも、実際は長男中心だった。

次男の気持ちが落ち着いて、眠りにつくとき、
「僕は心が弱いね。」
と次男。
「なんで?」
と聞くと
「だって三男は平気じゃん。」
と、横で眠る三男を見ながら次男の一言。
心が弱いなんて事を感じるなんて。。。
もっと早く気持ちを吐き出させてあげたかった。
「心が弱いんじゃなくて、心が感じやすいんだよ。きっと」
と私、、。
ほんと、治療から1年以上もずっと今日まで辛かったんだと思うと胸が熱くなります。
次男自身、気持ちをどうしてよいのか分からず、苦しかったんだろう。
今までの次男の行動は、心のSOS。

寝る間際に、
「お母さん、これからはちゃんと平等に見てよ」
と。

子供は、大人が思ってるよりも周りをしっかり見てる。

長男、次男、三男、一人一人ときちんと向き合っていきたい。
心のケアもしていきたい。