こんにちは、ともこです。
6月から6回コースの保護者向け講習会「ペアレント・プログラム」の講師をすることになりました。
ペアレント・プログラムとは、子育てに難しさを感じる保護者の方が、お子さんの「行動」の理解の仕方を学び、楽しく子育てをする自信をつけることや子育ての仲間を見つける機会とすることを目的としたプログラムです。
厚生労働省の報告書によると、ペアレント・プログラムを受ける前と、受けた後では、保護者の抑うつ状態が改善されたり、育てにくさをかんじなくなったり、子どもを叱ることが減って褒めることが増えたりするという効果がもたらされていることが確認されています。
震災の時にはペアレント・プログラムを行った自治体では、多くの保護者がうつ状態から改善されたという報告もあり、現在、全国の自治体で広めていこうという動きが見られています。
第一回の講習では、「引っ越してきたばかりで友だちがいない」「両親が近くにいない」「夫からの理解が得られない」等という孤立化してしまっている保護者の方がいらっしゃいました。話を聞くと、夫から、「なんでうちは一人っ子なのに、そんなに大変、大変って言うんだ。2人も3人も育てている親はその辺にいっぱいいるじゃないか。皆普通にやってるぞ！」と言われたとのことで、まるで昔の私の姿をみているようで胸が痛みました。
一番理解してほしい人に、理解されないって本当に苦しいですよね。
忙しいなら手伝ってもらえなくてもいいんです。毎日話を聞いてくれて、「そっか、大変だったんだね」と一言言ってくれたらそれで気が済むんです。世の男性、たったこれだけでもいいんですよ
私は毎日毎日、夫から母親失格だと罵られて、育児ノイローゼのようになっていましたが、道子さんの
育児講座で気持ちを分かってくれる仲間と出会って、心が救われたことは今でも鮮明に覚えています。
その仲間とは、まさに、ママRingのメンバーのことです。
あの日から私の人生は大きく変わったと言っても過言ではありません。
あれから10年以上経ち、今度は私が講師の立場で保護者の悩みを聞くようになるとは、あの時は全く予想できなかったことですが、不思議な縁を感じます。
あの日の道子さんには足元にも及びませんが、6回の講習が終わった後に、「参加してよかった」と思ってもらえるように、頑張りたいと思います。
