父親の悲哀…そうでもないか? | ママRing メンバーのおしゃべり♪

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主婦であり母であるメンバーの、ごく普通な日常をお伝えします。

こんにちは、みわです。


うちの娘ども、時々忘れ物をして「駅まで○○持ってきて!」と電話してきます。決まって夫が「持ってくよ!」と自転車のカギをつかんでダッシュ。自分もこれから出勤だというのに偉いなあ。まぁ役員扱いで遅刻がつかないというのもあるけど(もちろん残業もつかない。役員手当という名の働かされ放題)。これが世の中のお父さんのスタンダードかどうかはわからないけど、私の実家の父は高給取りだったのに母に少しの生活費を渡して「オレが食わせてやってるんだ!」と威張るタイプで、おおよそ家族のために何かしようなんていう精神は皆無だったので、普段から娘たちにも「父はいい人だよー」と言ってるのですが…。


4月某日、夜11時過ぎ。電話をとった長女「お母さん、救急隊の人から、搬送先探してるって!」えっ⁉️「今娘さんを救急車にのせた状態で搬送先の病院を探しています。決まり次第連絡しますので病院へ向かってください」。

この少し前、次女からバイト先で気分が悪くなりまだ帰れないと連絡があったのだけど、次女のバイト先は家から電車で30分ほどかかる所で、ポンコツドライバーしかいない我が家は車で迎えに行くことが出来ずどうしようか思案していたらまさかの救急搬送😩まだ病院は決まっていないと言ってたけど近くの病院からあたるはずで、こちらも早く動かないと電車がなくなってしまう。とりあえず最寄り駅から上り電車に乗り、乗り換えの立川駅からさらに上り電車待ち…。時刻は11時半をまわり、電光掲示板にズラリと並ぶ「最終」の文字。つまりもう今日は電車では帰れない。どうなっちゃうんだろう。昔から堅実過ぎる生活で、大学やOL時代も終電になんぞ乗ったことはなかった(田舎は終バスが恐ろしく早いんよ)。子どもの頃、的確な状況判断力と広い心を持った母を見て、大人になったら皆立派になるんだと思っていたのだけれど、私は実に頼りないまま人の親になってしまった。母はきっと若い頃からしっかりした人だったんだろうね。どこに行くのかわからないまま連絡を待ちつつ電車に揺られているのが不安で仕方ない。夫は自分が行こうか?と言ってくれたけど明日は普通に出勤だし(私は休みだった)、次女は私に連絡をよこしたのだからお母さんが来ると思っているだろう。初めての救急車に一人で乗り、私より不安に違いない。しっかりしろ私!

電話が鳴った。「武蔵野赤十字病院に搬送します。お気をつけて向かってください」調べると、武蔵境駅から徒歩で行ける所。良かった…ホッ

病院に着いてからしばらく処置待ちをして、娘に会えたのは30分程たってから。簡潔に言うと、胃腸炎でしょう、盲腸の可能性も捨てきれないので数日は観察しといてください、とのこと。薬をもらって会計し、タクシーで家までどれくらいかな、などと思っていると、事はそう簡単に終わらなかった。次女、病院ロビーで再び気分が悪くなり、帰れず😞。結局そこで夜明かしになりました。次女はずっとソファで寝ていましたが結構人の出入りがあり、置き引きなども心配なので私はほぼ徹夜でした💧。その後電車に乗り家に着いたのは朝の6時。幸い次女はすぐ回復し、翌日には所属する大学オーケストラの演奏会本番に出るというハードスケジュールをこなしていました。若いモンは元気でいいね…。


3週間後。「娘さんが倒れたので迎えに来てください。まだ動けないのでまた連絡します」ナニッ⁉️今度は長女なのでした。ワクチン接種の後待機エリアで意識を失ったとのこと、幸いすぐに意識は戻り、1時間程して連絡があったので車で(今度は近所)迎えに行きました。長女「お母さん、ごめんね」次女もそう言ってたが、謝る事はないよ。娘たちよ、こんな頼りない私を母にしてくれてありがとう。これからも頼りないままだろうけど、それなりに頑張るわよ🥰

今回も夫は家にいたのだけど呼ばれたのは私。(あ、夫は運転できないけどね)忘れ物はサッと届けてくれても具合が悪い時はやっぱりお父さんよりお母さんなのかな。夫は特に何も感じてないようだけど私が男親だったらちょっと切ないかも😞

次はともさんです。