私は実は昔は芝居のファンで・・・アングラとか呼ばれていた小劇場によく観にいってました。唐十郎さん(油揚げ100枚付けた衣装で出てきたりする芝居なんですが)のお芝居に「少女仮面」 というのがありまして、最初に登場する人物に、「少女フレンドを持った老婆」というのがおりまして・・・。 宝塚を舞台にした話なんですが、肉体を超えた永遠の少女というのがひとつのテーマになっておりまして・・・。

 そこからなぜw-inds.なのかというと、ステージ上のw-inds.と実在のw-inds.とのもの凄いギャップを見せつけられたんでそんな事思いだしちゃいました。

 なにしろ曲によってもの凄い全く違うキャラを演じきってしまったのを観てしまったので・・・

 crazy fou touの三曲のセクシーさと、TRAIAL、遠い記憶の爽やかさと、FMのかわいらしさと、どれもおかしくはないんですよ。そこには大人の男も少年も同居しているんですよ。

 しかもクランプかまして、タンクトップ引き裂いて・・・そこまで演じ分けて一つのライブにしてしまう。なのにその前にはanothar daysではよわよわしく、立ち直れない少年を当たり前のように、かつての声に近いものを見せてしまう。 音一つで、全く違う人格になっちゃうんだから、驚きです。

 そして素のw-inds.はというと、これがまた、・・・手付かずの天然さがそこに・・・。一緒に行った非ファンはなんだか知らないけれどもMC始まっただけで、ずっと受けてました。笑いっぱなし・・・。

 これ本当に同一人物ですか? とにかく曲が始まったとたん全然変わりなすから・・・条件反射でしょうか?

 いい役者さんっていうのは舞台降りてから全く別人になってしまうらしいです。

 w-inds.にもそんな事を感じてしまいました。 これからもいくつもの顔を持って欲しいです。最後はガラスの仮面だわ!