退院してから1週間。

仕事に追われる毎日。

今日は休みをとって、
病院での診察をうけて、
その後、赤ちゃんの遺骨をお迎えに行ってきました。

リムジン後ろリムジン真ん中リムジン真ん中リムジン真ん中リムジン真ん中リムジン前ブーン

診察では、
内診で子宮にまだ胎盤らしきものが残っているとわかり、
お股を広げたまま15分ほど格闘しましたが、
残ったものを取り除くことはできず、
結局、子宮を収縮させるお薬を飲み続けることになりました。

この日のお会計もすべて自費診療。
中期中絶にかかわる診療はすべて保険の対象外だそうです。
診察とお薬代あわせて17000円ほどかかりました。
お財布も心も地味にダメージ、ダメージ。
※DAPUMPのif…のラップのイメージ

その後、葬儀社へ赤ちゃんのお骨をお迎えに行きました。

葬儀社に着くと、
赤ちゃんのお骨はあらかじめ渡しておいた骨壷におさめられていました。

「見ますか?」

と言われたので、
はい!と答えた。

蓋をあけると、
小さな空間に、
大さじ1杯ほどの灰とお骨が入っていた。

ほんのちょっとの灰の中に、
長さ2センチくらいの骨もキレイに残っていて、
ああ、これがエコーで見た背骨か。
もしかしたら、太ももの骨かもしれないな、なんて思いました。

ただ、あまりの少なさに思わず、

これで全部ですか?

と尋ねたところ、

「いえ、そういうわけではないのですが、そのほかの灰と一緒になってしまって……」

とのこと。

よかった。
これだけじゃ、なかったんだね。

木箱と紙袋に丁寧に包まれた状態で、
赤ちゃんの骨壷を持ち帰った。

お骨をお迎えに行くなんて、
まるで、習い事に行っている子を迎えに行くような気持ちでいたけれど、
いざ灰と骨になった我が子を目の当たりにすると、
それはただただ、
我が子がもうこの世にいないことを
ハッキリと証明するだけだった。

心のどこかで、
またあの子に会えるかもって、
なんで思ってしまっていたんだろう。

あの子はもうこの世には生きていない。
二度と戻ってくることはない。
あの子は死んでしまったんだ…。

涙をポロポロ流しながら、
小田和正さんの「たしかなこと」を聴いて帰りました。

赤ちゃんが、私に向けて歌ってくれているような気持ちになりました。

君にまだ 言葉にして 伝えてないことがあるんだ
それはずっと 出会った日から 君を愛しているということ

君は空を見てるか 風の音を聞いてるか
もう二度とここへは戻れない
でもそれを哀しいと 決して思わないで

一番大切なことは 特別なことではなく
ありふれた日々の中で君を
今の気持ちのままで 見つめていること

忘れないでどんな時も きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きているんだ

どんな時もそばにいるから