筆者略歴

1988年生まれ

2017年に29歳で結婚

2019年に31歳で不妊治療スタート(検査&タイミング法)、卵巣嚢腫を手術で取り除く

2020年に自然妊娠妊娠2ヶ月で稽留流産

不妊治療再開(タイミング法、人工授精、体外受精)32歳で2回目の妊娠発覚

20211月に妊娠5ヶ月で子供に病気が見つかり中期中絶 ここのお話


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中絶をするまであと数日。


相変わらず流産や死産の体験談を読み漁っていたとき、

お坊さんが、お悩みに答えてくれるというサイトを見つけました。

その中に、流産の悲しみから立ち直れない、という女性の相談がありました。


その女性は、お子さんを流産した後もつらくて、自殺も考えている、とのこと。

いつまでも落ち込む奥さんに対して旦那さんももうついていけない、という感じで、

ご本人もいつまでも悲しんでいてはいけないとわかっているけど、

どうしたらいいかわからない、

と悩んでいるようでした。


それに対するお坊さんのアンサーの中に、

「赤ちゃんに手を合わせましたか?」

という一言がありました。


仏様の世界では、赤ちゃんは空には行かない。

仏様の世界で生まれ変わって、

いつでも私たちのそばにいてくれる。

仏壇をつくって、赤ちゃんに手を合わせることで、

いつでも赤ちゃんに会いに行くことができる。

仏壇の前ではいつでも泣いてもいいよ。


というような答えだったのです。


私は仏教をめちゃくちゃ信じているとかではないけれど、

私も、自分の赤ちゃんにいつでも会えるような場所をつくってあげたい、

と思うようになり、

骨壷を家に置こう!となりました。


中期中絶についていろいろ調べたところ、

出産後は赤ちゃんを棺に入れて一緒に退院し、

葬儀場で火葬し、お骨を自宅に持ち帰った、

という内容のブログがありました。


私たちの赤ちゃんはまだ1012センチほどしかないですし、

内臓も全部飛び出してしまっています。

出産後に対面できるかどうかもわかりませんし、

火葬しても持ち帰れるだけのお骨が残るかどうかもわかりません。


骨壷を買うのは退院後でもよかったのだけれど、それだと火葬に間に合わないかもしれないからと、早めに注文をしてしまいました。


選んだのは、とても小さくて、大さじ1杯分のお骨しか入らないようなもの。


木製の可愛らしい見た目のもの。


夫に、この骨壷を買いたいのだけれど……と画像を見せて相談をしたら、夫は泣き出してしまった。


多分、子供を中絶することは理解できていても、

子供を弔うところまでは想像できていなかったんだと思う。


ちなみに選んだ骨壷のお値段はなんと2万円。


まだ早いかな?

ちょっと高いかな?


と声をかけたら、


「いや、この子に他に何も買ってあげられないから、これを買おう」


と言ってくれました。


オンラインで無事購入。出産する頃には届く予定です。



▽骨壷のサイズなど詳しくはこちら