導管とは木の杢目の模様ではなくて、気が水分を吸う時の通り道?人の血管のような物です。
板の場合は、細いパイプ状の物を縦割りにしたようなスジが並んでます。
太いのや細いのや色々混ざっていて、部分的に差があります。
これを消して平らにしてガラスの面の様にしようとしてます。
消すにはその導管に何かを入れて埋めなければなりません。
個人的な考えですが、パミスなどは使いません。
ギターに泥を塗りたくないです。
サンディングシーラーも使いません。
ギターをサランラップで包みたくないのです。
これによって音にどれだけ変化があるのかわかりません。
たぶん音に違いが出るだろうと想像しているだけなので、ほんとの事はわかりません。
個人的にこだわっているだけです。
で、導管を埋めていくと大きな導管だけが埋まらずに残るという現象が起きて困っていました。
小さな導管にはシェラックが染み込むように入るのですが、大きな導管は溝の中の空気にはじかれるように入らないのです。
それをどうにかするために試行錯誤しましたが、何とかなりそうです。
塗る時の方向を直角や斜めに変えてやることと、シェラックを多めに含ませて既に塗り重ねたシェラックが微妙に溶けだした物を斜めに擦って押し込む感じです。
砥の粉を刷り込むような感じで塗れば入りました。
シェラックを塗り重ねた厚みや、それが溶ける瞬間は、経験と勘なので文章にはなりません。
そこがなんとなくわかって来た頃から、シェラック塗装が出来るようになってきました。
僕が考えたやり方ですが、まず初めに薄く刷毛塗りします。
最初に厚く染み込ませると木にシェラックが染み込んで変な色になります。
塗膜を薄くしたいので、あまり染み込まない様に薄塗りして塗り重ねます。
次に太い導管を埋めるための工程をしっかりやっておくべきでした。
まるでサンディングシーラーの様に厚めに塗って、導管を埋めてしまっておかなければなりません。
そうする事であとの仕上げが早くなるので、結果的には早く仕上げられると思います。
厚塗りしたものを500番~600番のスポンジサンダーで落とします。
導管が埋まるまで、厚塗りとサンディングの繰り返し。
三段階目では刷毛の跡が無くなるようにサンディングと薄塗りを繰り返します。
塗り重ねるとシェラック独特の深い艶が出て来ます。
この時は刷毛ではなく、タンポでも無くて、僕は和紙を使います。
刷毛とタンポの中間くらいの塗り方が出来ます。
最後はタンポ塗りで、表面を磨くように仕上げます。
たぶん、この工程でやればうまく行くでしょう。
失敗から、やっと少しはマシなやり方にたどり着きました。
ではまた明日(*^^)v
おまけ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>
日本で初めてカーリンググランドスラムに二つのチームが出ました。
結果はまずまず、両チーム共に次につながる戦いでした。
みんな常呂の仲間です。
小栗さんが撒いた種が花をさかせて実になりました。
白いユニフォームがロコ・ソラーレ
青と緑のラインが北海道銀行フォルテウス
写真は直接対決の終了後の記念写真
スポーツっていいなぁ(^^)