これ、僕は知らなかったんですが、なんだか良さそうです。
詳細や価格はこのアドレスへ
 http://www.crewsguitars.co.jp/k-archery-guitars/
(価格は意外と安いです)

ブースではお客さんと店員さんが真剣に話しておられたので、邪魔をしない様にパンフレットだけ「これもらっていいですか?」と一言だけ断ってもらってきました。

大雑把な言い方をすると、ヘッドウェイギターの中で百瀬シリーズではない百瀬さん製作のギター。
沖野一義さんの設計で百瀬さんが製作。

KC4F0629.jpg

ヘッドウェイギターは大好きで、僕も一本持ってます。
長い事弾いてないですけど(^_^;)

弦をヘロヘロにゆるめて放置してたらブリッジ周辺のお腹が微妙に凹んできます。
かなり真剣に見ないと解らない程度のものですが、ブレーシングの貼り付ける面を削いでるんでしょうね。
ライトゲージのテンションをかけると真っ直ぐになる程度に調整してるようです。
塩崎さんも、スキャロップと同じかそれ以上に、貼り付ける面の削り方に気を使って居る様です。
同じ寸法の削り方が出来る様にするために、2本作って一つは保存しておくそうです。
次に同じモデルを作るときの為に。
そう言う細かいノウハウがヘッドウェイギターにも沢山あるのでしょうね。

僕のギターは自分で改造しました。
やはりブルーグラスにはそれなりの調整をしないと使い辛いんです。
いくら音が良くても、造りが良くても、演奏する側の都合と言うものがありますから。

で、気になったのはこのブランドのギターの種類。
ブレーシングの形の工夫が数種類選べます。
材質も選べます。
高級材と言うよりは材の性質です。
同じ木でも硬いところや柔らかいところがありますから。
それを選ぶと、音の傾向が硬いのと優しい音とを選ぶことができます。

今までのヘッドウェイギターは造りは良いけど・・・
作る側に軸足が置かれたギターの感じがして、百瀬さんの癖(個性)がちょっと造り手側の自己満足ではないかと感じてました。
それを沖野さんが演奏者側に軸足を置いたギターにガラッと全部を変更したような感じですね。

人によっては指でやさしく弾く人もいれば、ピックで強いアタックの人も居るし様々です。
その人の演奏スタイルに合わせた構造のギターを選ぶ事ができます。
逆に言うと、初心者であれば自分の演奏に適したギターが解らない場合も、相談して選べば最適のギターを提案してもらえるでしょう。

こう言うラインナップの揃え方が新鮮で面白いと思いました。
値段は30マンから40マンちょっと・・・
スタンダードより少し高いくらいで買えます。

・・・つづく