気持ちが揺れない人生なんてつまらない | 幸せな家庭の作り方〜Happy Family〜

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東京下町で暮らす5人の子沢山ママです。結婚27年目。
長男25歳(社会人・一人暮らし)長女15歳・次男14歳・三男9歳・四男6歳。
非常勤保育士として働きながら、オリジナル家計簿を販売中。

今日は、長男の高校の体育祭でした。


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これが終わったら、中学から6年間通った学校行事も、秋の学園祭で最後です。


久しぶりに野球部の母たちみんなとワイワイおしゃべりして楽しかった♡


クラブ対抗リレーでは、ユニフォームを着て参加するのですが


中学野球部の子を見たら、長男の中学生の頃の幻を見たかのように過去の記憶がよみがえりました。


まだまだ細くて幼くて、入学した頃はあんなだったなぁ…


と、なんだかしんみり、涙が出そうになりました。


今を味わうのは楽しいのに、昔を思い出すのはなんでこんなに切ないのかしら?


子どもの成長ってうれしいことなのにね…


同時に寂しさも感じてしまう私です。


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そして思ったことつれづれ。

野球部の後輩ママ達を見ていて、高校野球は親の目もキラキラさせる力があるんだなぁと。

現役選手の2年生のママ達の目は未来の希望に満ちていました。

きっと私もあぁだったのだろうなと思います。

応援が楽しくてワクワクして、我が子だけではなくみんなの成長を見られるのが楽しみで仕方がなかった。

そして、現役が終わると軽くロス…

心にぽっかり穴が空いた気分を味わいます。

がっつりのめり込んでる親は軽くどころじゃない

「これから何を楽しみに生きて言ったらいいの方も…」

と言って、生きる目的を失うと言っても過言じゃないくらい重度のロスになる方も…。

高校野球が見せる夢ってハンパないなぁと思いました

色々聞くと、子どもの野球にのめり込む親の中にはモンスター化してしまった人もいるとかいないとか。

「あらあら…」と思うけど、私は絶対にいけないことだとは思わない。

本人は、我を忘れるくらいに心乱れることを味わって

失う人間関係もあり

そしてまた、計り知れない喪失感も味わうのだと思う。

勝っても負けても、高校野球には必ず
 
必ず終わりが来るから。

だから私は、そこまで子どものことにのめり込むもんじゃない、などとは思わない。

それが無くなったら心にぽっかり穴が空いてしまうくらいに夢中になれることがある

それってやっぱり、幸せなことだと思うから。

人生は、「人が生きる」と書きます。

他でもない人間に生まれて、人として生きることが人生。

夢に向かう楽しさも

追いかける切なさも

得る喜びも

失う悲しみも

全部味わってこその人生。

私が今まで通ってきた道を振り返って、そう思いますが

実際には

感情の揺れを嫌がる人が多いように感じます。

・ブレない自分になりたい

・自分軸を持ちたい

・他人に振り回されたくない

色々言うけれど、

気持ちの揺れない人生なんてつまらないと私は思う。

快感情だけ感じるのも深みがなくて私はイヤだ。

誰かを好きになる時も、失うのがつらいからと言って最初から好きにならなかったら

悲しみもない代わりに喜びも味わえない。

「私が愛されたい 」 

「傷つきたくない、自分を守りたい」

ではなく

内側から愛がわき上がる自分を知ると、愛することの喜びを味わうことができます。

♪愛しさと切なさと心強さと〜

という歌ではないですが

愛することに伴う感情すべてを味わいつくしたら

夢中にならなければよかった、愛さなければよかったとは思わないんじゃないかな。

長男の中高6年間、味わい尽くしてるなぁ…

いや、6年間だけじゃない、長男の子育て18年間は、私にとっても幸せな時間でした。