「ジュディ 虹の彼方に」「ドクター・ドリトル」のジェシー・バックリーがカントリー歌手を目指す主人公を演じる音楽ドラマ。カントリー歌手になることを夢見ているローズ=リン・ハーラン。しかし、2人の子どもを抱えるシングルマザーで、刑務所から出所したばかりの彼女にとっては、夢の舞台は憧れの場所でしかなかった。家政婦としてローズが働き出した資産家のスザンナは、彼女の歌を聞き、その才能に感動し、彼女をサポートしていく。卓越した歌唱力とカリスマ性で夢へと一歩ずつ近付いていくローズ。しかし、彼女は家族とスターへの階段との間で選択を迫られる。バックリーが見事な歌声で主人公ローズを演じて英国アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされるなど、高い評価を獲得。「リトル・ダンサー」のジュリー・ウォルターズ、「ホテル・ルワンダ」のソフィー・オコネドーらが脇を固める。監督は「イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり」のトム・ハーパー。
2018年製作/102分/PG12/イギリス
原題または英題:Wild Rose 映画.comより転載
一人の女性の成長物語
刑務所から出所したばかりのローズ=リンだが相変わらずの足が地につかない性分、出所後すぐに向かった先は男の家(恋人なんだろう)、子供たちは二の次。
子どもたちを世話している彼女の母はお見通し、こんな自堕落な生活では何をやっても成功しない、地道に働け、親の役目を果たせ、というわけで、私だって自分の娘がこんなだと、そりゃあ説教します。
でもチャンスはやってきた、ナッシュビルに行ってカントリー歌手として認められるため必死の努力をする娘に母は心を動かされる、いままでは必死ではなかった、そんな姿を母は認められなかった。
良い話はそう簡単にはつかめない、チャンスはすり抜けてしまったが、失意の彼女に母が手を差し伸べる、貧しい生活の中からコツコツためたお金だ。そんな過程の中で彼女の心が成長する。
自分は母であり娘であり家族がいる、愛するものとともに自分の居場所があり、それはナッシュビルではない、その場所は故郷のグラスゴーだ。
『ブラス』、『リトルダンサー』の系列の映画かな、お話はありきたりなところがあるが、見どころはジェシー・バックリーです、私も彼女目当てで観ましたが。
歌唱力抜群、表情の変化がとても魅力的だ、無責任でいい加減に生きてきた女性がここまで変わるかというのはどうかな?とも思いますが、失いたくないものを持つと人は強くなる、みんなで応援しよう彼女の成功を願って、という映画でした。

