「メッセージ」「ブレードランナー2049」のドゥニ・ビルヌーブ監督がフランク・ハーバートのSF小説を映画化し、第94回アカデミー賞で6部門に輝いたSFアドベンチャー大作「DUNE デューン 砂の惑星」の続編。

その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂の惑星デューンで繰り広げられたアトレイデス家とハルコンネン家の戦い。ハルコンネン家の陰謀により一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポールは、ついに反撃の狼煙を上げる。砂漠の民フレメンのチャニと心を通わせながら、救世主として民を率いていくポールだったが、宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサがデューンの新たな支配者として送り込まれてくる。

ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソンら前作のキャストに加え、「エルヴィス」のオースティン・バトラー、「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー、「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」のレア・セドゥが新たに参加。

2024年製作/166分/G/アメリカ
原題:Dune: Part Two                   映画.comより転載

 

 

ストーリーは映画.comさんの解説の通り、前作は起、今作は承、完結編に期待というところです。既視感のあるサーガ、そこにあまり魅力は感じないのですが、キャストが大物から今が旬の新鮮な俳優たちをぜいたくに使い楽しませてくれます。

映画の魅力は類を見ない映像美、これはドゥニ・ヴィルヌーヴの力量が素晴らしいと言わざるを得ません、そしてハンス・ジマーの音楽というより音響というか、その相乗効果が素晴らしく、映画館でどっぷり浸りたい映画です。

数々の試練を経て救世主として成長していくポール、これは現実的な人間ではダメでティモシー・シャラメが適役です、脇を大物俳優が固めているので重厚さもありますが、それについては贅沢な映画だなという以上のものがなく醒めた感想も持ちます。

期待のオースティン・バトラーの使い方も今一つ、なんだか際物的でちょっとがっかり。

とにかく、映像と音響の映画、映画館観賞でないと魅力半減以上、映画館で観るべき映画です。

 

ジョシュ・ブローリンが良かった。