1981年から1986年に月刊少女漫画誌に連載された竹宮恵子氏の少女漫画だけれど、このころにはもう連載物など読んでいなくて、気になるものだけを単行本で買っていた。

 

「私を月まで連れてって」

A級宇宙飛行士でハンサムなダン・マイルド。

恋人は17歳年下のエスパー少女ニナ・フレキシブル。

今日も二人の恋は銀河系を駆け巡り、いろんな事件を巻き起こす♫

SFラブコメの傑作。

といわれるものです。

 

 

竹宮恵子氏と言えばお話の構成や心理描写などさすがであるし、一時は嵌っていた、でもあるときに、ん?と気が付いた”上から目線”、こちらも大人だから。

それ以降は興味がなくなった。

最近ちょっと気になったのは彼女のライバルである萩尾望都氏が、一冊の本を出版したから「一度きりの大泉の話」、立ち読みした(すみません、購入の予定でしたが字が大きすぎてあっという間に読めたんです💦)

彼女たちが成功していく過程での若き日の確執というものがうかがえる、まあ、そのあたりは私も年を食ったので想像はつく。

才能がある者同士、アマデウスとサリエリのような。

ここからは、いや、それは違うというご意見も多いと思うのですが、私の中では萩尾氏がアマデウス、竹宮氏がサリエリとなるのです。

サリエリの苦悩がアマデウスには全く伝わっていなかった、彼らは違う土俵に立っていたから。

伝わらないからこそ苦悩が深い。

竹宮氏の中には作品からもうかがえる”正しい生き方を模索する”みたいなテーマがあって、でも萩尾氏はそんなことは思ってみたこともないという感じ。

まあ、これは私の独断と偏見ですが(笑)

 

私の好きな曲の一つ、シナトラLOVE