妻夫木聡と豊川悦司がダブル主演し、孤独な男たちの運命が交錯していく様子を全編台湾ロケで描いたノワールサスペンス。世間から身を隠すように台北でひっそりと暮らすヤクザの島の前に、お調子者でなれなれしい牧野が現れる。牧野は初対面のはずの島の名前を知っており、島が台湾に来るきっかけになった事件の真相についてほのめかす。得体の知れない牧野をいぶかしく思う島だったが、牧野が何者かに命を狙われていると知り、一緒に台湾東海岸の町・花蓮へと向かう。そこで出会った女性シャオエンの存在により、牧野と島の閉ざされた過去が明らかになっていく。2人の運命の女性であるシャオエンを、「黒衣の刺客」でも妻夫木と共演した台湾の人気女優ニッキー・シエが演じる。共演に「目撃者 闇の中の瞳」のカイザー・チュアン。ホウ・シャオシェン、ジャ・ジャンクーといった名匠たちの作品の映画音楽で知られる半野喜弘が監督・脚本を手がけ、坂本龍一がテーマ曲を担当。                                                                                                                  映画.comより
 
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                                                                              雰囲気はよい!
 
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美形だわ~
 
お話が見えないんですけど~。
 
ムードとかイメージとか・・・映像、音楽、籠められた空気感とかね、とても魅力的ではあります。
でも、お話が断片的でつながらない、裏社会でやばいことに手を染めて台湾へ高飛びした男の逃避行というのがわかるが、何がどうなってというのが最後までよくわからない、漠然とわかっても、それがどうしたというお話でしかない。
豊川悦司のセリフがほとんどないというのも、どうにも疲れる。

そんなわけで、内容を理解するのはあきらめて・・・というか、理解できなくても差し支えない映画だと思うので、早くに思考を切り替え、感覚のみを鋭くしたほうが楽しめる映画だ。

台北から花蓮への逃避行、異国情緒が魅力的だ、そして運命の若い女、なんでこんなところに運命が偶然転がっているんだ?と思うけれど、アジアンノワールなんだからまあ無粋なことは言わずにという・・・
監督は音楽家らしい・・・いかにもアーティストの作った映画という感じです。
一つ一つのシーンがとても魅力的ですが、切れ味は今一つ。

評価が難しいです、映像と音楽が魅力的で、トヨエツ&妻夫木なんだから、それを楽しめばいいじゃあないかといえばそうなんですがね~。