奈良は以前も何度かスケッチに行っています。

東大寺のあたり、猿沢池から興福寺のあたり、高畑など。

最後に行ったの高畑かな。

西の京あたり、薬師寺の風景を描きたかったなと残念です。

 

スケッチは専門性があって、私は風景が苦手なのでスケッチの先生をお願いしていました。

先生が高齢になられて、やむなく先生なしで何年か。

そして昨年先生が亡くなられ、今日は近所の画廊でご遺族が遺作展をされていて、行ってきました。

 

ご一緒させていただいた先のスケッチが懐かしく思い出され、一枚購入。

 

高畑、志賀直哉旧居前の道。

 

2005、6年あたりはいちばん乗っていらっしゃった時期だったなと。

他にもご一緒させていただいた、尻無川あたりとか、近所の伊勢寺さんとか、欲しい作品はあったのですが、どれもというわけにはいかず、1枚だけ選びました。

 

 

 

「ある子供」「少年と自転車」などで知られるベルギーの名匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟が、母子支援施設で暮らす5人の若き母親たちを描いた群像劇。

若くして妊娠した女性たちを支援する施設で共同生活を送る、ジェシカ、ペルラ、アリアンヌ、ジュリー、ナイマの5人の少女。頼る人を持たず、貧困や暴力などさまざまな問題を抱える彼女たちは、戸惑い、悩み、目指すべき家族像を見いだせないまま母親になる。押し寄せる孤独感に飲み込まれそうになりながらも「愛する」ことを望む少女たちは、時に誰かに寄り添われ、それぞれが歩むべき道を選びとっていく。

「CLOSE クロース」のルーカス・ドン監督が共同プロデューサーに名を連ねた。2025年・第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、脚本賞とエキュメニカル審査員賞を受賞。

2025年製作/104分/G/ベルギー・フランス合作
原題または英題:Jeunes mères               映画.comより転載

 

 

ダルデンヌ兄弟の作品、近年はほぼ観ています、ほぼと言っても3年に1作という感じなので多くはないですが。

ドキュメンタリー映画ではありませんがドキュメンタリータッチと言いますか、ドラマなのに作り物的ではない、リアリズムがある。

カメラが登場人物の表情や動作を追い続け、気が付くと観客も登場人物に寄り添っているという感じ。

本作は群像劇で、5人の若い母親を描いている。支援施設で共同生活を送り出産、子育て、もちろん幸せではない訳ありです。

母に愛されなかった、薬に逃げた、男に逃げた、愛がほしかった。

愛されるということがわからない、愛することに自信が持てない。

 

執拗に付きまとう母は男に去られ、自分に依存しようとしているだけという悲しい現実、赤ちゃんの愛らしい笑顔、最良だがつらい決断を選ぶ。

 

愛を知らない、愛されたことはない、見たこともない母を探し当て会いに行く。

「なぜ捨てたの?」、母に愛はない、でもわずかに心が動いたのがわかる、それだけでも救われる。

 

観客は同情するわけでもないし批判するわけでもない、ただ、見入ってしまうのです、そして時々感情があふれ出す。

5人それぞれの置かれた状況は様々だ、それぞれの状況を丁寧に描き、それぞれの心情の変化もとても説得力がある。

 

それぞれが苦難から新しい一歩を歩みだす、そこには自分は一人ぼっちじゃないという力強さが加わっている。

赤ちゃんの父親と結婚して新たな人生を歩みだす一人、「赤ちゃんにはこの曲がいいわね」と、学生時代の恩師がピアノでトルコ行進曲を弾いてくれた、瑞々しく多幸感に満ち溢れる、彼らの前途には幸せがあると。

私は映画を観て泣くことはあまりないのだけれど、このやさしさには泣けてしまった。

 

本年度ベストの一作。

エリート諜報員と二重スパイが最重要機密をめぐり繰り広げる頭脳戦を描いたミステリー・サスペンス。スティーブン・ソダーバーグ監督、マイケル・ファスベンダー、ケイト・ブランシェットらが出演。                  2025年アメリカ映画

 

イギリスの国家サイバーセキュリティセンターのエリート諜報員ジョージは、世界を揺るがす不正プログラム「セヴェルス」を盗み出した組織内部の裏切り者を見つけるという極秘任務=“ブラックバッグ”に乗り出す。容疑者は全部で5人いたが、その中には凄腕諜報員でジョージの妻でもあるキャスリンも含まれていた。

ある夜、ジョージは容疑者全員をディナーに招待するが、それは裏切り者をあぶり出すための作戦だった。そして、食事に仕込まれた薬とアルコールの効果で、彼らの意外な関係性が浮かび上がってくる。               Wikipediaより

 

諜報活動の進歩が凄い、映画だからではなく、実際こんな感じのようです。

 

 

二度目、配信で鑑賞。

内容はトーマス・アルフレッドソン『裏切りのサーカス』と似ています、一度観ただけでは内容が把握できない、人間関係も混乱。

『裏切りのサーカス』は4回観ました、とにかくややこしい、狭い人間関係なのに誰がどうなっているのか、誰と誰がどうとか。でも、それだけでは4度も観ない、そうさせる魅力があったということですが、それは刹那しか持たないスパイの世界の哀愁というか、けっこうウェットな世界を描いていたから。これはジョン・ル・カレの原作もそうだし、アルフレッドソン監督の作風と合っていたということがあると思います。

対してこちら、ソダーバーグのクールでミニマルな世界観で描いています、スタイリッシュ、余分なものは一つもない、ウェットな感情は感じられない。

二度目観賞で内容はよくわかりました。

とてもアメリカ映画的な感じがした、こうストレートに夫婦愛を描かれると。

 

どんな困難な状況になっても君を助ける。

私もよ、命を懸けて、愛してるわ。

という内容をスタイリッシュでミニマル全開で不親切に描いているわけです・・あ、貶していません。

だって、スタイリッシュじゃなく、ミニマルでもなく、親切な夫婦愛って、観る価値ってあるかな、よくあるアメリカ映画になっちゃうじゃありませんか!

 

先ず、「セヴェルス」と「ブラックバッグ」の意味はしっかり把握していないと理解が迷走という感じになるのです。

二度目観賞も面白かったです!

マイケル・ファスベンダーのファッションが改めて観ると、より素敵でした。

 

 

 

 

今日は汗ばむ陽気、奈良の友人と奈良歩きを約束していたのですが、お天気は明日から下り坂、「今日にしてよかったね~」と。

行きは京都からJRで、帰りは京都まで近鉄で、違うコースが良いかな?と。

 

京都からは、とにかく外国人が多い、中高年白人カップルが目立ちました。

「こんな日は人が多すぎて、東大寺、興福寺のあたりは無理」ということで、奈良町を通り元興寺から高畑町あたりへ。

 

 

 

 

元興寺(世界遺産、日本最古の本格的仏教寺院だと)

椿がたくさん植えられています。

 

浮御堂のある鷺池・・・ここも高畑になるようです。

 

高畑にある志賀直哉旧邸・・かつての高畑サロンと言われたところ。

 

近鉄奈良駅に向かって歩くとたくさんの鹿がいます。

 

16000歩あまり歩きました。

地味な奈良もすっかり観光地になり土産物屋さん、飲食店などが増え

京都に似てきていて、ちょっと複雑。

 

まだ朝夕肌寒いですが、近くの公園は”春”

 

ソメイヨシノ 三分咲きというところ

 

ネコヤナギはもう終わり

 

マメナシの木、公園のシンボルツリーです。大木の親木があり

たくさんの子供の木が植えられています。

こぶし、気候に合わないのではないかと思っていたのですが

ちゃんと適応しているようです。

 

 


ありきたりな草花が新鮮で美しい。

 

あちらこちらにこぼれるようなユキヤナギが・・