ターキッシュエアラインズ（マルタ→イスタンブール）遅延・乗継トラブル時の対応方法

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３月の『リセット女子旅マルタ』では、人生初の乗継トラブルを経験しました。

ターキッシュエアラインズで、マルターイスタンブール間の遅延により、乗継便に間に合わなかったのです。

こうしたトラブルは無いに越したことはないですが、きちんと対処できたので経験値を重ねる、という意味ではよい経験に。

自分の備忘録がてら、今後どなたかのお役に立つかもしれないので、乗継トラブルで学んだことをまとめておきます！

ターキッシュエアラインズ、イスタンブール経由でマルタ→成田への復路便

◆遅延で乗継トラブルになった場合の流れ

機体トラブルが原因の場合、アナウンス指示に従う
↓
機内から降りて搭乗フロアで待機の場合、緑のカード[遅延による待機者の証明となるカード]が配布される
※状況により指示が異なる場合もあるので、その時のアナウンスを確認
↓
場合によって食料配給
↓
搭乗再開
↓
経由地イスタンブールに到着後、Transfer Descで振替便の手続き
↓
振替便に搭乗（イスタンブール１泊後の便の場合、一旦トルコに入国し無料手配してくれたホテルへ。再入国後に搭乗）
↓
経由地で搭乗手続き（一応、ロストバゲージ防止のため「トルコからの預け荷物がある」と預け荷物シールを見せてアピールした）
↓
搭乗
↓
帰国

◆遅延による乗継トラブル時に気をつける６つのポイント！

１：機内では乗務員に最新情報を確認しよう

一旦機内から降りて空港内で待機する場合、
２：最新情報をアナウンスするスタッフの近くにいよう
３：突然の食料配給に備えて待機しよう
４：連絡に必要な電子機器(携帯、ポケットWifi等)を充電しておこう

乗継便に間に合わない場合、経由地イスタンブールに着いたら、
５：とりあえず目指すは『Transfer Desc』！
６：乗継の振替便手配を交渉しよう

乗継トラブル時の気をつける６つのポイントの詳細を、私たちの出来事に沿ってご紹介します〜

１：機内では乗務員に最新情報を確認しよう

出発時刻を何十分過ぎても出発せずアナウンスがない場合、今どんな状況なのか乗務員に訊ねてみましょう。
なんなら、乗継便に間に合わないんだけど〜とアピールしておくのもアリ。

私たちが乗った便は、出発時刻20:15を1時間45分経過した22:00になっても一向に出発せず、機内アナウンスもなくひたすら待機。

この間、乗務員に状況を確認するも「乗務員にもアナウンスがないので、僕たちも何も分からない状況」と言われる…。

しかーし、何度か乗務員とコミュニケーションを取り、私たちの状況を伝え、情報収集したのが結果的に功を奏したのです。

状況確認した際「イスタンブールでの乗継時間が1時間30分しかないのに、もうとっくに過ぎてる！絶対間に合わんやんこれ

」と伝えると

「確かに。到着しても乗継便はすでに出発して確実に間に合わないね〜」と笑っていて全然危機感がないのですが(苦笑)、ちゃんと対処方法を教えてくれました。

「イスタンブール空港に着いたら『Transfer Counter』※って書かれている案内板に従って行ってみて。
ターキッシュエアラインズの『Transfer Counter』で、乗継便に間に合わないことと、振替便の手配をしてと伝えて。」とのこと。
※正しくは空港内での表記は『Transfer Desc』でした。のちに出てくる写真を参照ください。

また、最新情報が分かった際は
「左翼エンジンのトラブルでいま修理中らしい。どのくらい時間がかかるかはまだ分からないけど…」と状況をわざわざ伝えに来てくれました。

乗務員の男性が、とても親切な人だったのでよかった。

この人から『Transfer Desc』に行くという対処方法を聞いていたから、到着後スムーズに対応できました。

２：最新情報をアナウンスするスタッフの近くにいよう

機内から降りた後、次の指示がアナウンスされる際、マイク無しなので遠くにいては大事な指示が全く聞き取れません！
できるだけ、アナウンスが聞き取れる近い位置にいましょう！

しかも指示はもちろん英語。
指示が分からないなら、分かりそうな日本人をとっつかまえて確認すること！

22:00過ぎ、やっと機内アナウンスで状況報告と、一旦降りて空港に戻るよう指示があり、入国ゲート前で待機。

そこに、次の指示をアナウンスする人がやってくる。

「まだ飛べるかどうか分からない。修復できず飛べなかった場合、翌日の便（最速で翌朝9:30）に振り替えるかもしれない。」

FUCK!!

明日の朝だって!?

ふざけんな!!

と大ブーイングが起こるも（こういう時外国人って強いよね…）さらに大事なことを伝えだしたので、みな一斉に黙り込む

「どのくらい待つか分からないので、一旦搭乗フロアで待機。フロアへ行く際、スタッフが配る緑のカードを1人1枚必ずもらうこと。」

緑のカード。（出入国カードくらいのサイズの紙）
これが「遅延して待機している人です」という再搭乗の際の証明となります。
忘れずもらいましょう！
※状況により指示・証明書は違うかもしれないので、その時の指示に従って下さい。

入国審査ゲートとは別の扉へ促され、搭乗フロアへ入る際にこの緑のカードを配布されました。

人が大勢いて、遠くだと声がはっきり届かず、しかも

「声が小さくて聞こえねーんだよ！

」と叫ぶ人、

「お前が余計な文句を叫ぶから聞こえない黙れ！

」といった外野の声も飛ぶので…余計聞きづらい…

笑

私はアナウンスする人の横を陣取って、間近で聞き取れるようにしてました。

３：突然の食料配給に備えて待機しよう

空港内で待機する間も、突然の指示に備えてアナウンスする人のできるだけ近くにいましょう。

食料配給も突然開始されるので、急いで自分の分を確保。
出遅れた人は「もう終了した」と食料をもらえなかった人も少しいました。

22:30、緑のカードを持ったまま、搭乗フロアで待機して数分後、突然「取りに来て！」と食料配給が始まった。

配布されたのは
・ビスケット1袋（4枚入）↑の写真
・水500ml1本

お腹は膨れないけど、何もないよりはありがたい。
本来なら機内食を食べる時間なので、めっちゃお腹すいてました

何時間待機するか分からない上、深夜は搭乗フロア内のお店も開いていません。

食料配給や次の指示にいつでも反応できるよう備えておきましょう。

４：連絡に必要な電子機器(携帯、ポケットWifi等)の充電をしておこう

出発再開まで長時間待機する可能性に備え、緊急時の連絡手段確保のため、携帯（持っている人はポケットWifiも）を出来る限り充電しておきましょう。

※この写真は、マルタ空港でなくイスタンブールアタテュルク空港の電源スポット。マルタではバタバタして撮り忘れました。

振替便が翌朝9:30発だと、その後の便も何時になるのか分からない…
最悪、さらにイスタンブールで１泊することも考えられる…

これは長丁場になるかも？と思い、搭乗フロアにある電源スポットで携帯を充電しておきました。

一応充電器は持っていましたが念の為。

結果的に、経由地イスタンブールでの待機中、

・H.I.S.さんとの状況報告のやりとり
・参加者へ携帯を貸して、国内便・ホテルキャンセル連絡・家族への連絡etc…
・レンタルWifiや携帯の返却遅延連絡（←しなくても大丈夫。延滞料金を払うだけ…）

など、メール、電話で連絡する場面が非常に多かったので、充電しておいてよかったです。

このあと、意外と早く22:45に搭乗・飛行再開が決定。

搭乗口を通る際、先ほどの緑のカードを渡して再搭乗。

この時すでに2時間30分以上経過し、乗継便には間に合わない

ことは確定。

イスタンブールでは振替便の交渉と、さらに長旅が待っています。
機内では体力温存のため、しっかり休んでおきましょう〜

５：とりあえず目指すは『Transfer Desc』！

到着後、とにかくターキッシュエアラインズの『Transfer Desc』へ行き振替便の手続きを依頼しましょう！！

↓右の看板Transfer Without Boarding Passも目印に。
「乗継便は出発したため乗れる搭乗券を持っていない」→「搭乗券無しの乗継」ということでココが『Transfer Desc』。

入ると日本と書かれたカウンターがあります。

3:00、イスタンブール到着。

ターキッシュエアラインズの『Transfer Desc』へ着くなり、

「待ってました〜大変だったね〜

」と馴れ馴れしい日本語（日本に留学経験があり、次第に大阪弁に）を話すトルコ人男性（左のメガネ）が現れる。笑

成田行きの乗継便に間に合わなかった日本人がいることは把握されており、すぐに振替便手配を開始。

ところどころ英語で話す部分も必要でしたが、ある程度日本語が分かる人だったので、交渉しやすかったのはラッキーでした。

・航空券
・パスポート
を渡して、乗継の振替便の手配をしてもらいます。

６：乗継の振替便手配を交渉しよう

「できるだけ早く帰りたい」「グループ全員一緒に帰れるように」など希望がある場合は交渉しましょう。

何も言わなければ、空いた便の取れる席からバラバラと適当に埋められます。

必ずしも希望通りの便が取れるとは限りませんが、めげずに伝えるだけは伝えてみよう

この時、一緒にいた日本人総勢14名。

『リセット女子旅マルタ』の私たち5人以外に、英語があまり話せないという大学生のツアーの方たち（4人、2人、2人、1人）がマルタ空港にいた時から困っていて不安そうだったので、一緒に行動しましょうと誘い、わたしがまとめて先導することに。

あとで判明したのが、同じH.I.S.さんの別ツアーの参加者でした

できるだけ各グループがバラけないよう交渉した結果、こんな感じに。

★『リセット女子旅マルタ』４人、大学生2人＋1人
→パリ8:30発

★『リセット女子旅マルタ』1人、大学生4人
→アムステルダム9:30発

★大学生２人
→イスタンブールで1泊後、ドバイ19:00発。

※このような紙の航空券を渡されます。経由地（私ならパリ）で搭乗手続きの際に必要なので、大事に保管を。

大学生のグループは問題なく、私たちのみバラけちゃいました。

私たちのうち１人だけチケットの種類が異なっていたようで、日本語を話せるトルコ人のお兄さんが5人一緒に帰れるよう頑張ってくれたのですが…何度やっても機械が弾いて取れなかった…とのこと。

エコノミークラスの中でもいくつか種類が分かれており、そんなことも起きるようです。

大学生の中には「明日卒業式なので早く帰りたい！」と言う子が何人かいて、どうにか1番早く帰れる便を〜卒業式に間に合わせてあげて〜！とお願いしたが叶わず。

卒業式に出れなかったのは、ほんとかわいそうでした…

↑一緒にパリ経由で帰った大学生の子から、助けてもらった御礼に…と私たち5人分のKUSUMI TEAをプレゼントされました。

ありがとう

みんなで分けて頂きました！！

ツアー参加者の方も、大学生の子を気遣った行動をしてくださり、みんなで協力しながら安全に帰ってくることができました。

アムステルダム経由組とは、30分違いで成田に到着し、成田空港で再会できて無事を確認。

ドバイ経由の子は、Twitterで私を探してくれて「到着しました！」と報告があり、みな無事だったようでよかった

！！

パリのシャルル・ド・ゴール空港では、束の間のパリの雰囲気を（空港内のみ）楽しみましたが、成田到着後は超・超ロングトランジット＆フライトでヘロヘロ

気が抜けたからか、帰りの電車でマルタのお土産一式を網棚に置き忘れるという大失態。笑