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薬剤師87のテイスティングモルト:アメーバ支店

シングルモルトウイスキーのテイスティング


 

 

Glendronach 25y 1968-1993 (43%, OB, 100% Sherry)

蒸留所名
GLENDRONACH
グレンドロナック
オフィシャル(OB)/ボトラーズ/インポーター
OB
ビンテージ

25年 1968-1993

流通年

1993年

度数/内容量/カスクナンバー
43% 75CL 北米向け
ボトル形状 ボトル色 ボトル残量

トール瓶 透明 90%

 
総合点数 

95(SGP:674)

S for the Sweet/Fruity scale (honey, fruits, candy, raisins, vanilla, flowers...)
G for the Grainy/Grassy scale (porridge, yeast, grass, malt, wax, beer...)
P for the Phenolic/Smoky scale (farm, peat, sea, tar, spices, liquorice, meat...)

SGP各最大値は9

90-00年代初期 OB マッカラン12年 43°を80点とする
ストック/BAR

BAR  

テイスティング者体調/当日摂取アルコール

普通/モルト4杯目

ファースト
濃い琥珀 干しブドウ ブランデーケーキ ホットケーキ バニラ ザクロ アセロラ クッキー
10
ミドル
輪郭のよいボディ 膨らむ 酢酸のヒント 渋み
9
フィニッシュ 

鼻抜け優先 返りは穏やか やはりブドウの酸味 時間と共にチョコレート コクがあるが比較的ドライ

9
エクストラ(その他)

自分がシングルモルトを飲み始めたばかりの頃なら卒倒しただろう。素晴らしく高貴で焼けたレーズンのような渋みがあり、チョコレートのようなフレーバーもとても魅力的。まさに「ザ・シェリー」。

9
加水
加水せず

 

 

Highland Park 20y 1976-1996 (43%, G&M for Intertrade, 70cl)

蒸留所名
HIGHLAND PARK
ハイランドパーク
オフィシャル(OB)/ボトラーズ/インポーター
G&M for Intertrade
ビンテージ

20年 1976-1996

流通年

1996年

度数/内容量/カスクナンバー
43% 70CL
ボトル形状 ボトル色 ボトル残量

トール瓶 透明 90%

 
総合点数 

93(SGP:553)

S for the Sweet/Fruity scale (honey, fruits, candy, raisins, vanilla, flowers...)
G for the Grainy/Grassy scale (porridge, yeast, grass, malt, wax, beer...)
P for the Phenolic/Smoky scale (farm, peat, sea, tar, spices, liquorice, meat...)

SGP各最大値は9

90-00年代初期 OB マッカラン12年 43°を80点とする
ストック/BAR

BAR  

テイスティング者体調/当日摂取アルコール

普通/モルト3杯目

ファースト
やや薄い琥珀 リンゴ 草 植物感はヘザーか 度数以上の芳香強さ ややバニラ 時間と共にハチミツ→メープルシロップへ
10
ミドル
ボディは厚くはないが広がっていき舌にしみ込む バニラ感 植物感
9
フィニッシュ 

鼻抜け優先 返りもしっかり 時間と共にやや米のお菓子 麦感増してくる 余韻長い 甘みはリンゴか

9
エクストラ(その他)

計2杯飲んだが、2杯目のほうが美味しく感じる。杯数を数えるほどに記憶したフレーバーが再認識され喜びが増す。さすがはハイランドパーク。ダンカンテイラーでもそうだったが、ハイランドパークはバーボン樽との相性も秀逸で、植物感やリンゴの酸味が、ややオイリーともとれるフレーバーと素晴らしい共鳴を見せてくれる。

バーボン樽が与える透明感はハマると堪らない。

9
加水
加水せず






【豆】スプリングバンクの2回半蒸留とは?


よく2回半とはいいますがほぼ3回蒸留に近い方法です。


① 1回目の蒸留(ウォッシュスチル)で得られた A液(ローワイン)

② 2回目の蒸留(ファーストローワインスチル)で得られた B液(スプリングバンクではフェイントと呼んでいるようです:WL講義によると)

③ 3回目の蒸留(セカンドローワインスチル)において使用する材料は、全量を100%とすると、そのうち80%がB液、20%がA液。出来たC液のことをニューポットと呼びます。


つまり、出来たC液のうち8割は3回蒸留、2割は2回蒸留されたものということですね。比率でいけば(3×0.8)+(2×0.2)=2.8回蒸留といえます。

 

3回蒸留といえば、ローランドなどといいますが、そもそもスコッチウイスキーの起源でもあるアイリッシュでは3回蒸留が基本です。原材料の雑味を除くためといわれています。


オーヘントッシャンやヘーゼルバーンに加え、ベンリアックやグレンキースなど、他の蒸留所でも3回蒸留の試みが行われています。


何度か書かせていただいているのですが、アルコール収量を増すために改良された現代の大麦においては、2回以上の蒸留を行うことによってボディの輪郭が明確になり、透明感が増し、フレッシュオーク、バーボン樽での熟成にとても相性がいいのではないかと思われます。もちろんシェリーにおいても、明確な輪郭は高い評価につながっていると思います。


スプリングバンクのバーボン樽がなぜ他の蒸留所のバーボン樽に比較して圧倒的に評判がいいのか。ゼニスのローズバンクがなぜあんなに優れているのか。


エージェンシーのコールバーンを飲んで、モンクリーフのクレイゲラヒを飲んで、突き抜けたウイスキーには何が必要か。。。最近こんなことを思っていました。