今日は、梅田カワイ店にて、北村智恵先生の講座でした。



学者段階で使われるクラシックの楽曲を、いかに本質的に子どもたちに教えるか、という内容の講座でした。

子どもに対しても、楽語を正確に教えるように。

たとえば、音部記号の上段が右手、下段が左手ではなく、バスやソプラノあるいは主旋律と役割がわかるように、伝え方の大切さについても説かれていました。


↑の写真の北村智恵先生編の「ステップ トゥ バッハ インヴェンション」(音楽之友社)の楽譜は、ポリフォニーの小品からインヴェンションへと段階を経て無理なく学習ができるように編集された本です。


16世紀〜18世紀のバロック期のピアノ曲の「アリア」、「エア」はイギリスで用いられた言葉、

「エール」はフランスで用いられた言葉、というように題名にもよくわかる解説がついています。


ポリフォニーとその時代の文化への誠実なアプローチができる楽譜だと思いました。


モデルの先生方がそれぞれ作品を演奏してくださり、子どもたちの気づきを促すワークもあり、とてもためになる講座でした。