12月になると
空気が少し澄んで
街の雰囲気が変わります
年の瀬が近づくにつれて
どこかしんとした静けさが流れ始めます
今年も残り一ヶ月
この数字を見ると
少しだけ気持ちが引き締まったり
少し焦ったりすることもあるかもしれません
「今年はどんな一年だっただろう」
「来年はどう過ごしたいだろう」
そんな問いが自然と浮かんでくる季節です
一年を振り返るのは
決して自分を褒めるためだけでも
責めるためだけでもありません
ただ、そのままの自分を見つめる時間です
できたことも、できなかったことも
嬉しかったことも、悔しかったことも
すべて「ああ、これが今年の自分だったんだ」と
そっと受け止めるだけで十分です
そして、来年に向けての抱負や目標を考えるとき
大切なのは大きな理想よりも
「どこへ向かいたいか」という方向です
目的地がないと
人はどこに向かっていいのかわからなくなります
地図もなく旅に出るようなもので
動いているのに進んでいる気がしなくなる
だからこそ、来年のために
小さくてもいいので「目的地」を
置いておくことが大切です
それが達成できるかどうかより
向かう先があることの方がずっと大事です
そしてもうひとつ、忘れてはいけないことがあります
それは、一足飛びの成功はない、ということ
誰かの華やかな成果を見ていると
一瞬で人生が変わったように思えるかもしれません
でも、実際はその裏側で
淡々と積み重ねた日々があります
たとえば
毎日ほんの少し勉強するとか
少しだけ身体を整えるとか
小さな習慣を続けるとか
そうした一見何でもない行動が
一年という時間の中で
ゆっくり形になっていきます
来年、どんな自分でいたいかを決めるというのは
未来を縛ることではなく
自分を導くための灯りをひとつ置くようなもの
決めたことを淡々と積み重ねる
思ったより進まない日があっても
歩幅が小さくても
それでも歩けば目的地には近づきます
年末の空気には
なぜか人を静かにさせる力があります
それは、外側があわただしくなる分
内側を落ち着いて見つめる機会が
増えるからかもしれません
たとえ今年が思い通りにいかなくても
それは来年のための土台になっています
季節が移り変わるように
人の心も自然と次の段階へ進んでいきます
あと一ヶ月というこの時期だからこそ
ゆっくりと自分に問いかけてみてください
来年、どこへ向かいたい?
どんな気持ちで日々を過ごしたい?
小さな目的地でもいいから
静かに置いてあげる
その一歩が
一年後のあなたを確かに変えていきます
