気がつけば、もう長いあいだ
読書を続けています

 

 

本を手に取る理由は人それぞれですが
私の場合は最初
「知識を増やしたい」という気持ちからでした

 

 


勉強のため

成長のため
つまり読書は目的を達成するための手段でした

 

 

 

 

けれど、続けていくうちに
その感覚はゆっくりと変わっていきました

 

 

読みさえすれば成長につながる
そう信じていた時期もありましたが
実際は「知識を得たい」という目的だけで
読み続けるのは意外と難しいものです

 

 

しかし、いつの間にか
知識のためという理由は小さくなり
ただ本を読む時間そのものが
自分にとってなくてはならないものに変わっていました

 

 

 

ページをめくる音
そこに流れる静けさ
物語や思想へすっと入り込む感覚

 

 

これが好きじゃなければ
忙しさに流されて
きっととっくに読むことをやめていたでしょう

 

 

 

誰に求められているわけでもなく
誰に評価されるわけでもないのに
気がつけばまた本を開いている

 

 

その理由はいつもひとつです
「好きだから」

 

 

速読しようとか
冊数を競おうとか
役に立つ本だけを選ぼうとか
そういう打算から離れたところで読む本ほど
心が静かに満たされていきます

 

 

 

意味をつけなくても
理由を探さなくても
ただ読みたくなるから読む

 

 

世の中には、こういう
「理屈を超えて続けられるもの」が
誰の中にもひとつはあると思います

 

 

 

誰にも邪魔されない時間を
自分のためだけに使って
好きな世界に浸る
それだけでもう十分にしあわせです

 

 

もしその好きな行為が
仕事になったり
お金を生むことがあったとしても
それはあくまでおまけのようなものです

 

 

 

本当に大切なのは、
「好きなものに触れている自分」を
そのまま肯定できている時間

 


その瞬間が、人生をしずかに支えてくれます

意味があるのか
役に立つのか
そんな問いを突きつけられたとしても…

 

 

自分が満たされているなら
それだけでいいのだと思います

 

 

 

好きなことを続けている人は
それだけでとても穏やかで
とても豊かな人生を歩んでいます

 

 

本を読む手が自然と伸びるあの感覚
それこそが、心が「ここにいたい」と
静かに教えてくれるサインなのかもしれません

 

 

あなたにも、そんなふうに
理由を越えて続いていく「好き」はありますか?