こんにちはBRANLUNDです。
前回は小学3年生の「素敵な難読症の彼」についてでしたが、
今度は同じ難読症で苦しむ現在中学3年生の男の子が
患者様として来られています。
今回はその症例報告です。
彼のお母様にお会いしたのは今年の6月に広島で行われた
第4回日本新経絡医学会でした。
彼のお母様は息子さんのために関西のほうからわざわざ
父の一般公開講座を聴講されるために来られたのです。
講演後、関西で新経絡治療をしている治療院はないですかと
私の母に尋ねている調度その時に
たまたま私が通りがかり、
お会いすることができました。

そして今年7月から彼の治療を開始。

もちろん最初の20回はできるだけ詰めて治療に
通ってくださいとお伝えしました。

既往歴:周産期:正常
    出産時:安産
    発達:特に問題なし
2歳3ヶ月で二語文を話す。
幼稚園時代:ひらがなが書けなかった
小学校:1年生の1学期でひらがなを覚えた
数学は計算問題は大丈夫だが、文章問題になるとわからなくなる
中学:教師には耳から入る情報は理解できるようだが、
文字になると理解が難しくなるようだと指摘される。
英語苦手。短い単語を覚えるのは大丈夫だが、文法が苦手。
WISCIII 72点

現在困っていること:漢字が覚えられない
そのため読み書きが苦手。
漢字が読めないため適当に読んでしまうとのこと。

勉強しても記憶にとどまらないため、本人も
やる気を失い、漢字の勉強をやりたがらない。

それ以外、特に日常生活に問題なし。

学校には仲良くしているお友達はいるとのこと。
とても礼儀正しくもの静かで賢そうな男の子です。

前回の小学3年生と全く似たケースです。
同じく対人緊張症もあるみたいで私の質問に
あまり目を合わさずに答えていました。
これも同じ。
漫画は読みますかの問いに「ドラえもん」なら
たまに読むとのこと。
絵があるほうが話の流れがつかみやすいとのことでした。

私が思うところ、どうやら難読症の方達は
書かれた文字を見てその意味を表すイメージを
頭に描くことも難しいようです。

「林檎」

という文字(形)を見て(知っていればですよ)
そのイメージが頭に
ぱっと浮かぶかどうか。

文字の視覚的な特徴、
文字とその音との対応関係の
処理に関する脳の部分
の働きが弱いのかもしれない。

難読症の方でも単語の「意味」を理解することに
関しては問題があまりないようです。

そして覚えられないという一番の原因は
短期記憶保持を司る海馬の働きが弱いこと。

2回目の治療の時に
国語の1学期末テストを見せてもらいました。

18点。
漢字全滅。

その場で本当に書けないのかテストしてみることに。

。。。。0点

見事に書けませんでした。
画像にもあるように最初の4問はテストに答えがのっていたので
書き写してもらいましたが
写すのでさえも本人自身に不安があり、たどたどしい様子。

私「2日後にここから10問漢字テストするから覚えてきてくださいね」

嫌がるかと思ったけれどさすが中学3年生。

彼「わかりました」

私「間違えても大丈夫です。気にしないでください。
その場で練習してもらいますから笑」

3回目の治療後、お楽しみの漢字10問テストを行いました。

じゅんぷうまんぱん
汗をぬぐ
せっかちなしょうぶん
現場におもむ
あくせんくとう
りゅうとうだび
体力がおとろえる
問題がはせいする
夕日にはえる
休暇をまんきつする

結構大人でも難しいと感じるのよ。

結果、

ジャーン 

90点!

満喫の「喫」のへんが口偏ではなく日偏に。

おしかったな~ という以前にすごい!!

本人はいつもより覚えやすかったと
感想をのべてくれました。

毎回治療にくる度に新しい漢字10個覚えてきて
もらい、治療後に必ずテストしています。

毎回私のテストに90点、100点とる彼。
覚えるのに以前と比べて時間がかからないから
やる気が出るみたいです。


現在合計140個の漢字。

最近は塾の時間があっという間にすぎる
のを感じるそうです。

それは集中力がついたから。

嬉しいな~。

毎回治療が終わるたび
私に深々と頭を下げてお辞儀を
してくれる彼。

ありがとうございます。