行ってきました。
上野・東京都美術館での「フェルメール展」。
今回展示されたのは以下の7点。
①マルタとマリアの家のキリスト (2回目)
②ディアナとニンフたち (2回目)
③小路 (初回)★
④ワイングラスを持つ娘 (初回)★
⑤リュートを調弦する女 (4回目)
⑥ヴァージナルの前に座る若い女 (初回)★
⑦手紙を書く婦人と召使い (初回)★
★印が初めて会うフェルメールの絵です。
私はこれで計30点のフェルメールと出会った事になります。
ゴールが近いことに驚きます。
行って良かった。諦めないで良かった。
今回の目玉は「小路」と「手紙を書く婦人と召使い」でしょうね。
特に「手紙を書く婦人と召使い」はフェルメールの良さが際立つ作品でした。
「小路」は私が初めて出会った"フェルメールの風景画"でした。
①②⑥は、本当にフェルメールの絵なのかしら?と思わず疑ってしまうような作品です。
特に⑥は最近になってフェルメールの作品という認定を受けたようですね。
フェルメールの最高傑作と称され、あのヒトラーも所有していたことのある「絵画芸術」が
作品保護のため出品不可となりました。
10年前にフェルメールの画集を手に入れた後、どうしても見たくなったのは「絵画芸術」です。
実際に会えたのは2001年、イギリス・ナショナルギャラリーにて。
しかし!私の心を捉えたのは同時に展示されていた「牛乳を注ぐ女」でした。
あの絵の前からは、なかなか離れることが出来ませんでした。
フェルメールの青は、神秘の石である"ラピスラズリ"からつくられています。
牛乳を注ぐ女でも、このフェルメールブルーはふんだんに使われています。
しかし、この絵で美しいのは、牛乳の"白"だと私は思うのです。
流れる時間を切り取ったようなその一瞬は、まさに「静謐」と表現すべき輝きを放っています。
「牛乳を注ぐ女」をみた時の、瞳孔が開くような感動は、今でも鮮明に残っています。
今回みた「ワイングラスを持つ娘」は、「ふどう酒のグラス(紳士とワインを飲む女)」と良く似て
いますが、私は後者の方が断然好きです。
グラスを持つ女性の白い手が赤く高揚しているのが、なんとも色っぽいのです。
フェルメールの絵で私が最後にみたい絵は「手紙を読む青衣の女」です。
どうか、どうか、出会えますように。
