旅行関連の Expedia の、11か国11,580人の調査報告によると、もっとも休暇を取らないのは米国人だったという。

米国人の平均的な有給休暇は年に11日あるが、忙しすぎて旅行の計画を立ててなんぞいられない、らしい。

米国人は他の国の人に比較すると、1年以上にわたって休暇を取らない割合が2倍である。

休暇を取るのが後ろめたいと感じるようなのだ。

記事の中に、日本に関する言及もあって、こんなふうに書かれていた:

 In Japan – one of the surveyed countries where its residents take the second-least amount of days off at 12 days – vacations are spread out throughout the year,

 (日本では取得する休日が12日と、調査対象の国の中で2番目に少ないが、1年の間にところどころで休日が割り振られている

その記事の中に、こんな英文もあった:

 Although holiday weekends can cause prices to surge, taking a Friday or Monday off for a long weekend during shoulder season means fewer crowds and lower prices.

 (休日になる週末には高くつくかもしれないですが、ショルダー・シーズンの金曜日とか月曜日を含む長い休日を取れば、人込みを避けられるし出費も少なくてすむのではないでしょうか

shoulder season とは何だろうと思ったので、調べてみた。辞書に

 a travel season between peak and off-peak seasons, especially spring and fall, when fares tend to be relatively low.

 (旅行シーズンのピークを避けて出かける旅行の時期のことで、特に春や秋のこと。旅費が比較的安くあげられる

とあった (→ Dictionary.com [shoulder season])。


◎ 引用した英文の出典 (USA Today, 2024-06-20)
  Americans are the worst (globally) at taking vacation time: Here's how many days we take
  → https://www.usatoday.com/story/travel/2024/06/20/americans-vacation-study-expedia-2024/74144817007/



でも、なぜ shoulder seasons というのだろうか?

2つの説があるそうで、1つは、春と秋の気候はT-シャツだけでは涼しすぎるけどコートを羽織るほどでもない。肩にショールやスカーフを掛けていれば十分な季節だ、というところからではないかという。

もう1つの説は、夏と冬は "head seasons" で、その他の季節の月は head (頭) の両脇の下にある季節だということで shoulder seasons と呼ばれるのだというもの。

強引な説明のようにも思えるが、確かな由来は不明なのだろう。

LODGIFy [What Is Shoulder Season?] に出ていた。