オーストラリアのタスマニア州にある Museum of Old and New Art という美術館には、ピカソなどの作品が収蔵されている。

ただし、男性の入場を禁じる方針の美術館。

そういうのは性差別ではないか、と訴えられ、裁判所は性差別に該当すると判断し、男性の入場も認めるようにという判決を下した。

しかし、美術館の方は納得しない。そして、男性が入館できないようにする、ある方策を打ち出した。

どういうものか。

その美術館を、女性用トイレ ということにしたのである。

さすがに、女性用トイレとあっては、性差別もへったくれもない。

アイデアとしては秀逸かもしれないが、そこまでして男を排除しなければならないものだろうか。


◎ 記事 (BBC, 2024-05-07)
  Women-only museum becomes a toilet to keep men out
  → https://www.bbc.com/news/articles/cd1wpegrnrxo



ただし、日曜日だけは例外的に男性も入館できるそうだ。


トイレ とはいっても、大小便をいたすところ、とは限らない。

それが 美術館 であるという点が、特異であるとはいえ、化粧室 という日本語があるくらいで、女性専用の場所であっても、おかしくはないといえば、いえそうな気もする。