昭和と聞いて思い浮かぶのは?


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 ま。たとえば、ずばりタイトルに「昭和」と入っているこんな曲とか。

 

 こんなこと言っては何だけど、日本という国は、「昭和」で終わってしまったような気もする。

 「日本」への回帰を夢見ていたのかもしれない安部ちゃんは、あの世に行ってしまったしなぁ。

 そういうのって、「明治」についても言えるかもしれない。幕末から明治に生きた人たちの感覚は、どんどん薄れていって、たとえば乃木大将の「殉死」なんてのも、同じ明治の人たちでも理解が及ばなかったりしたようだし (よく分からないながらも、橋川文三・著『幕末明治人物誌』、[中公文庫、2017] )を読んだことがある)。

 「明治は遠くなりにけり」という感慨も、昭和に生を受けた者には、その感慨を抱いた人と同じ感慨を抱くというわけにはいかないだろう。

 中島みゆきが「めぐるめぐるよ」と歌ったように、「時代」は変貌していく。

 そのことに、良いも悪いもへったくれもないのである。

でも「めぐる」ってことは「巡る」ことだから、元に戻ることもあり?

 どうだかなぁ。


 * 「昭和かれすすき」の作詞者は 山田孝雄 (1946-) という人。もちろん 昭和 の人だ。その人とは関係ないけれど、別の山田孝雄 (1875-1958) も名を残した人で、明治8年生まれの国語学者。『新明解国語辞典』の編纂者として有名になった山田忠雄 (1916-1996) の父親である。

* 「昭和」は、幕末や「明治」と並べて特筆されるべき「時代」だったと思う。まだ「日本」という国が存在した時代として。