南インドの南西カルナータカ州の州都ベンガルールは、インド第3の人口 (840万人、都市圏の人口は1千万人超) を誇る大都市だ。

ベンガルール南部の選挙区では、2019年の総選挙の時に、カルナータカ州で最低の投票率 (53.7%) を記録してしまった。

今回の総選挙においては、その汚名を挽回すべく、いろいろな施策が図られている。

たとえば無料ビールの提供、30km以内であればライドシェアリングの乗車賃が半額、バーガーやミルクシェイクを30%引きで提供するレストラン、無料の健康診断、など。

そのことを報じた記事が、こんな英文で始まっていた:

 Located in Karnataka state, Bengaluru is often in the news for its low voter turnout.

 (カルナータカ州にあるベンガルール市は、投票率が低いことがしばしばニュースに取り上げられる

「投票率」は英語で voting rate とか turnout of voters というようだが (Weblio [投票率])、引用した英文では voter turnout と表現されている。

また、「健康診断」は medical check‐up、medical test、medical check up、check‐up examination、health examination、medical examination と、いくつもの表現が可能なようだが (Weblio [健康診断])、その記事では health check-ups と表現されていた。

ほとんど似た表現だが、辞書にあったのとは少しだけ違う表現になっているのが面白い。


◎ 引用した英文の出典 (BBC, 2024-04-25)
  Bengaluru: Free beer and taxi rides to woo voters in Indian city
  → https://www.bbc.com/news/world-asia-india-68832877