Disney 社は、10年半にわたって映画部門の社長を務めてきたショーン・ベイリー (Sean Bailey) が退任することを発表。後任は Disney 傘下のサーチライト・ピクチャーズ社 (Searchlight Pictures) のトップのデイビッド・グリーンバウム (David Greenbaum) 氏。

そのことを報じた記事の中に、こんな英文があった:

 His blockbuster movies also included The Lion King, Beauty and the Beast and Aladdin.

 (彼の在任中のヒット作には、他にも「ライオン・キング」や「美女と野獣」「アラジン」などもある

この blockbuster という英単語は、見覚えはあるが、どうして「大当たりの作品」という意味になるのか、考えたことはなかった。

後ろに名詞が来ると形容詞的な用法になるが、形容詞形としては blockbusting というのもある。

blockbuster とは、1つの街区 (block) を吹き飛ばしてしまうような巨大爆弾のこと。

それが、1950年代から演劇界のスラングとして用いられるようになったらしい (→ Vocabularly.com [blockbuster])。

日本語でも、"爆弾" ではないが、「大当たり」という言い方があるのを連想する (それは "ヒット" の方かもしれないが)。


◎ 引用した英文の出典 (BBC, 2024-02-27)
  Top Disney movies boss steps down in shakeup
  → https://www.bbc.com/news/business-68410416



最近作の「ホーンテッド マンション」や「ジャングル クルーズ」といった作品の興行成績が思わしくないので、投資家の不満をかわすための更迭なのかも。