小売店の万引きによる被害についての報告のデータが大きく修正されたという記事の中にあった英文を引用する:

 The Council on Criminal Justice found shoplifting trends since 2019 have been a mixed bag across 24 cities, with reports rising in places like New York and Los Angeles but falling in the majority of tracked cities including Denver, San Francisco and Minneapolis.

 (刑事司法評議会は、2019年以降の万引きの増減は、24都市のデータをいっしょくたにしたもので、ニューヨークやロサンゼルスのような都市では増加しているものの、追跡調査がなされたデンバーやサンフランシスコやミネアポリスなどのほとんどの都市では減少しているとした

mixed bag という語が面白い。

辞書によると

 a group of things or people that are all very different from each other

 (互いに非常に異なる物や人の集まり

のこと (→ Longman [a mixed bag])。

全く同じ意味とはいわないまでも、日本語の「合切袋」というのを連想した。

mixed bag は、猟の獲物を、種類を問わず袋に放り込んで持ち帰ったところから来た語であるらしい。


◎ 引用した英文の出典 (USA Today, 2023-12-07)
  Organized retail crime figure retracted by retail lobbyists
  → https://www.usatoday.com/story/money/shopping/2023/12/07/nrf-retracts-organized-retail-theft-claim/71839129007/



破損したものなどもすべて損失として計上されるために、何でもかんでも万引きによる被害とみなしていたりしていたのだ。

それに、組織的な万引きの場合は、警察も詳細なデータは公表しないでいたりするという。被害は自己申告であるし、小物の万引き犯などの場合は実態がつかみにくい面もあるのかもしれない。