今日の記事も、相談ではありません。
今はもうどこにいるのかわからない、私の大事な友人の恋の話です。
彼女は生きていれば今60歳くらいでしょう。
恋に生き、恋に散った人生でした。(って、生きてるかもしれないんだけどね)
一度目の結婚は17歳のときで、最初の子は堕胎しております。その理由は、夫の子か愛人の子かわからなかったため、夫が処理させたとのことです。
夫とは恋愛していないと聞いていますが、結婚に至るまでの詳細は私は知りません。彼女も語らなかったし、私も聞きませんでした。
堕胎のあとすぐにまた彼女は孕み、出産します。夫は、またその妊娠を疑っておりましたが、生まれた子供は夫にそっくりだったそうです。そして、その数年後もう一人男の子を産みます。彼女いわく、その二人の息子は両方夫の子であるそうです。
テキ屋の彼女一家は、数年ごとに住む場所を変えながら暮らしますが、その結婚生活は20年でピリオドを打ちます。
原因は、夫の異常なまでの彼女への執着と、暴力、借金。
彼女いわく、「夫は弱いひと。力でしか、わたしを縛ることができなかった人。」だと。
息子は二人とも独立し家庭を持ち、40歳にして一人になった彼女は、生活費で借りたお金が転がって膨らみ、それを返済するために夜の世界に身を投じます。
もともと我慢強く根気のある彼女は、人妻風俗嬢としてそのお店のNO、1を見事に勝ち取り、その地位は数年間揺るぎませんでした。
さらに数年後、そこをやめて、熟女のM痴女とうたってSM界にやってきた時に、私と知り合ったのですが、そのときに10歳程年下の彼氏と住んでいました。その時彼女はすでに50代でしたが、さすがのプロポーションでお客様の評判もよく、指名も多かったです。
彼氏は、彼女の仕事も理解しており、つかず離れずのふたりはとても心地よさそうないい関係に見えました。
新しい男が現われたのは、彼女と彼が付き合って7年目くらいだったと思います。
付き合ってる穏やかでクールな彼とは違って、押しの強い新しい男。なんと、彼女は出あってたった2ヶ月で、7年付き合った優しい彼を捨てて、この男と入籍してしまいます。
「また何時ものお正月がくる・・・そう思ったら、寂しくなりました。このままなにもないまま、あなたの作業着を洗って、ただそこに居て会話もないあなたの食事を用意する。私はあなたの母じゃない。別れてくださいーーー。」
彼女はそういって、彼は一言「わかった。いままでありがとう。」
といって、7年の交際は終わりました。
新しい男は、私の目には最初から胡乱に映りました。言動がちぐはぐで違和感がありました。結婚だけは、やめたほうがいいと忠告しようにも、二人はべったりしてとても私の言葉など聞き入れません。
私が彼女の家に泊まりに行ったときでさえ、片時も彼女のそばからはなれず、私は彼女とまともに話すらできなかったのです。
“彼女の最初の夫に似ている”
そう思いました。会ったこともない、彼女が不幸だったころの配偶者に似ていると。そう感じました。そして、その勘は正しかった。しかし、彼女はもうここにはいません。
その男は、入籍したとたん豹変します。借金があるからそれが終わるまでは夜の仕事をやっていいよといったのにも関わらず、自分が仕事をやめてまで彼女を見張り、お客が付くと嫉妬からそれを阻止します。他の男の相手をするくらいならと、借金してまで男自ら彼女を予約で埋めて、お金を払って連れ出したり、挙句には予約だけしてドタキャンしたりして、結果的に借金を膨らませただけで彼女はお店を首になってしまいます。
犯罪の前科があり服役していた男。
入籍した以上、家族の家も熟知している。自分が消えれるものなら・・・しかし、絶対に男は自分を探し回り暴れる。それを思うと、恐ろしくて逃げるに逃げられない。もう死にたい。そういっていた彼女。
なぜあんなに矛盾だらけの大きなことばかり話していた男の言葉を信じて、あっさり入籍してしまったのでしょうか。
彼女は、優しくおとなしい彼では満足できなかったのだと思います。
だから、彼とくらしてた7年間、いつも火遊びをしていた。
そして、火遊びをしているときの彼女は、ずっと年下の、同性の私からみてもとてもいきいきしていて魅力的でした。
熱湯をぶちまけた男。手首を切った男。薬を手に入れるため、何処かからお金を作ったという話を、初対面だった私に平気な顔をして話す男ーーー。
そんな男が、私の大事な友人を連れていってしまいました。
最後に、私と彼女がした会話です。
「一つ聞いていい?(こんな目に遭って)まだ、あの男を好き?」
「・・・う~ん・・・好き。っていうか、もう離れることは出来ない、好きかどうかは、わからない。」
「どうしても行くの?私ともう会えない?」
「・・・・・・うん。もう無理だね。当分は・・・・それがいつまでかは・・・・」
「私は、あなたの味方だから。あなたが望むなら、どこにも、連絡しないから。」
「思うようにさせて。友達だと思うなら、私の思うようにさせてね。本当に有難う。思うようにさせてくれて、ありがとう。」
あんなにたくさんの男性をとりまき、貢がせて、はべらせていた彼女ですが、求めたのは波乱の人生だったのでしょうか。
また、二人で会える日がくることを心から祈っています。