切迫流産の診断でいくつかの
お薬を貰ったり、安静にするよう
医師に言われたり、あるいは入院
して点滴治療をされた経験がある
方もいらっしゃるでしょう。
妊娠初期の切迫流産に確固たる
効果がある治療は安静以外にない
という報告があります。
余計な薬を出さずに治すのが名医と
されていますが、さりとて心配している
患者様に何も処方せず、「治療は安静
以外にありません!」と言うのも
冷たい対応の様に感じられます。
私は名医でも何でも無いので、患者さん
の症状に合わせてしっかりお薬の処方を
考えるタイプです。
以下に切迫流産の際に用いられる事が
多い薬を紹介します。
ご自分も飲んでらっしゃる薬、あるいは
昔飲んでいたなという薬はありません
でしょうか?
①ダクチル
妊娠初期の腹痛の緩和に用います。
別名「ブスコパン」
②ズファジラン
妊娠12週~16週までの切迫流産に
用いる子宮収縮抑制剤。
注射製剤は点滴で輸液ポンプを用いて
使用しますが、本来筋注製剤でもあり、
腹筋時筋注の様に使用することもあり
ます。
③アドナ・トランサミン
いわゆる止血剤。切迫流産の出血には
あまり効果が無いとも言われています。
飲み薬のほかに注射製剤もあります。
④デュファストン
黄体ホルモン剤。数ある黄体ホルモン剤
の中でも胎児への影響が少ないとされる
ホルモン剤。
不妊治療でも良く使用されますが、
切迫流産のお薬でもあります。
⑤プロゲストンデポー
黄体ホルモン剤の注射製剤。概ね一週間
の薬効があるとされています。
不妊治療でも良く使用しますが、切迫流産
習慣性流産のお薬でもあります。
サイトカイン遊走抑制効果などが指摘され
ており、妊娠中期に使用されることも多い
薬です。
⑥ 芎帰膠艾湯 (キュウキキョウガイトウ)
もともと痔出血などに使用する漢方ですが
切迫流産への効果もあるとされる漢方です。
*なお近年様々なジェネリック薬が出現して
いますので、薬名が合致しないこともある
かもしれません。ご注意ください。
