戦時中の暮らしについて少し調べていました。
半世紀も経つと、その時どんなふうに人が暮らしていたのか、食べ物はどんなものが主流だったのか、時代の空気はどんな感じだったのか、何があって何がなかったのか、正確につかむことはできなくなりますね。
その時代で記されたものとか、日記とか、そういうものなら信憑性は高いのでしょう。
が、あの時代を生きて今生存していらっしゃる方々の話を聞く時は注意しなければなあと思います。
食べ物、着るもの、電車の仕組み、慣例。そういった事実だけならば信じても良いと思うけど、例えば時代の空気とか、人々はどんな感情で日々暮らしていたのかとか、そういう主観が入るものは危うい気がして。
よく考えれば、十年前を振り返っても同じことが言えると思います。
私も十年前はしっかりはっきり物心は持っていたし、それなりの年齢だったけれど、いざ当時のことを語れ、と言われると難しいです。
携帯電話がなかった時代にも生きていた筈なのに、携帯がなかった頃どんな風に生きていたか、その感覚を思い出せない。
パソコンが主流でなかった時代もあった筈なのに、ワープロからパソコンに変化した頃の自分の気持ちを覚えていない。
十年前、世間はどんな風で、みんなどんな気持ちで日々を過ごしていたのか、語ることはできない。
十年前でさえこんなにあやふやなのに、昔日のことを正確に語れるのだろうか。
そういうことを考えると、いつかの未来に役立つよう、今の生活とか、世の中の動きとか、そういうことを書き記していようかなあと思ったりします。
未来から今を見て、どんなところが変わったりするのかよくわからないから、書き零すこともあるかも。
でも、とても楽しいと思うんですよね。何十年か後にそれを見返した時なんかに。