銀のフォーク 銀のナイフ

銀の食器に銀の杯

食べるがいいよと主は言うけど

私は

ナイフもフォークも持てないのです

納屋の戸の陰で

ないている母親は

果たしてナイフとフォークを持てるでしょうか

あの子が眠っている

白くて柔らかいしとねは

私にも与えられるのでしょうか


分からないことだらけながら

私の手を地面に押しつけてできる

ハート型のくぼみで

誰かの愛を埋めました