乳白色のお皿に夜を移して

銀のナイフとフォークでたいらげる

噛み砕く闇は憂いを帯びて

わたくしの瞳も濃紺に泡立てる


 月は涙しています

 星が滲んで見えないでしょう


曇りなく磨かれた硝子の骨杯に

銀河の雫をなみなみと注ぐ

飲み干す咽喉に突き刺さるのは

死に逝く星か産まれる星か


 月は欠伸しています

 星が翳りを深めたでしょう


乳白色のお皿と硝子の骨杯は

総てわたくしの血肉です

だからどうともなりませぬ

わたくしの上に飾られた夜会の終わりに


 月は退屈しています

 星が加速度を早めたでしょう