金糸 私の小指につながれているものが 朱の 糸ではなくて 金糸だったならどれだけいいだろう あの日没に揺らめいた 金色の陽の欠片ならば どこまでだって どこまでだって あなたと結ばれる気がする 綺麗な空想を噛み砕き 見えざる私の小指の糸は 風に吹かれて揺れていた