特に約束した覚えはないけれど

勝手に君と出会う約束をして

僕はひとり海へ

白砂を掬い上げては零すたびに

思い出すのは幼い影


君のこと 僕は

ずっと想っていていいんだろうか


潮騒は僕の爪先まで染め上げて

君が残した足跡を

順々に消してゆく

あの足跡を追いかけてそして

手を伸ばせばよかったのに


僕のこと 君は

ずっと想っていてくれるだろうか