僕のなかに灯るものは

比目魚がその両口から吐き出した

あぶくの形をした焔である

歪な弧を描いては

ちりぢりと僕を焼け焦がす


君のなかに降るものは

比翼鳥がその両翼からもたらした

つむじの形をした棘である

冴えた温度のまま

ざくざくと君を刺し留める


確かに其処には

例えようもない愛が

循環を繰り返す愛が

至高と謳われる愛が



その完璧なる愛は

僕らを喰らって生きていた