紫陽花は色をますます濃くしていく
私のこの憂いも深く深く色づく
息していく
呼吸を繰り返していく
淡く甘いふしあわせがあくびをして
その大喰らいの口に呑み込まれそうだ
明け方に流れた涙は
朝焼けのどの色になったのかしら?
紫陽花 風に重たげに揺れて
鈍痛を伴う私の哀しみのように
行き場がどこにもない
それでも昨日と同じようにそして明日も
息していく
呼吸を繰り返していく
惰性で続くこの営みも嘆きも虚無も
懺悔ですら
意味の成さないものだと知りつつも
夜と朝の間に残したものは
どちらの方に身を寄せるのかしら?
紫陽花が咲いた今この瞬間
すべて丁寧に切りそろえて
愚かな私を弔いたい