追い立てられる鶏のように

私は必死に欠片を探す

大事にしてきたのに

壊れてしまった私を

集めて集めて

繋ぎ合わせる

日差しは強い

強いのに欠片たちは

それぞれが沈痛な顔をして

輝くこともしない


春が通り過ぎる!

それまでに疾く!


土をついばむ鶏のように

私の指先は忙しなく動く

欠片を集めるごとに

突き刺さる指先から垂れるもの

この赤いものは何ですか

哀しみの結晶か歓びの口笛か

零せばそれだけ欠片が集まる

夏が頭上に落ちる前に

疾く疾く疾く!



そうして合わさった私は

つぎはぎだらけで

嗚呼もうそれはどんな名前で呼ぼうとも

私などにはなれなかった