目蓋の裏の人生 目蓋の裏に 見知 らぬ私 誰かを愛して 誰かを傷つけ 何かを探し 何かから逃げて 手の内に残るもの等 ないから 螺旋の階段を飛び越えて 暗闇に身を埋める 虚言癖のある真実を抱きしめて 清流も濁流も いとおしんでみせるから 目蓋の幕が上がって すべてなかったことになってしまう前に