夜がころころと
転がり落ちてくる
私が身を横たえる
寝台にそっと


角砂糖のように
夜は溶けて
私をコーティングしていく
まぶたの裏側にも
黒蜜の流れが


ころころと
転がり落ちてくる夜は
私の口の中に入って
音楽を奏でる
引き絞った弓矢を
びぃんと射るような
切な気な音を


 ひゅおぉ おぉ ぉああ


それを聞いた隣人は
しずかな嘆きと思うかもしれない