部屋に一人きりで考える
蹲りながら君のことを
あのプラットフォームに電車がすべり込むころ
君はどんな顔をしているだろう
その手に持つカバンは
どれだけの重さで
君の腕を震わせているだろう



何も
君を引き止めてはくれないのか
あるいは



気がつけば財布も持たずに
ドアを開け放して家を出ていた
ゆっくりと そして加速をつけて
走る 走る
間に合わないとわかっていても
間に合わないとわかっているから



今さら だけど





カバンが重すぎて行けなかった と
赤い目で君は笑った