詩に分類するのは違う気もするんですが。

以下の詩は、歌詞です。

懐かしいなぁ。高校の時、友達が作った曲に作詞したんですよ。

元々その子が作っていた、「メモリーズ」という、他に歌詞もあった曲に、新しく歌詞をつけたんです。

歌のコンテストか何かに二人で応募しようと思って。

テーマが「故郷」とか、そんな感じだったので、そういう内容にしました。

曲名も、本来なら変えるべきところだったんですが、メモリーズの原曲は原曲で思い出深い曲だったので、曲名はそのままにしました。

んー、結局、応募はしなかったんですけどね。

今でも歌えます。本当に懐かしいなぁ。



 * * * 



  メモリーズ 



小さな約束交わしては 明日を未来に繋げてた
思い出すと笑顔になれる 無邪気だった君と僕


雨が通り過ぎたあとで 足元の青空踏みつけて
君と歩いたでこぼこ道も アスファルトになってしまったけど


失われても失われないモノが確かにある
無機質な道も君となら 思い出に変わるよ


あの日見つめた夕日の色 いつまでも色褪せることはない
景色が変わってしまっても ここが僕たちの街



もう子供のままじゃいられない いつか君もこの街を出て
夢を叶えに行くんだよね そのこと僕は知ってる


広く続く空と 春のウグイスの声と
君との思い出があるから 僕はこの場所から動けないけど


星の光が見えないような遠い空の下で
君は夢という名の蝶を探し見つけるだろう


だけど覚えていてほしい あの大きな樹やうねる黄金(こがね)の穂を
そこに必ず僕はいる 君の帰る場所に



「ここからこれからも夕日を見よう」 僕の言葉に頷いた君
子供の頃の約束は セピア色の中


あの日見つめた夕日の色 いつまでも色褪せることはない
景色が変わってしまっても ここが僕たちの街


 * * *



あれから数年が経って。

地元にいる人もいれば、別の土地へと旅立った人もいます。

そして、私もその岐路に立たされているわけです。

多分私は、「故郷」になりたいんだな、なりたかったんだな、と。

最近思うのです。


私は、故郷を遠くから想うのではなく、故郷でその地を想いたいんです。