こんばんわ。
コロナの影響ではなく、雨の影響で
家にいるのでテレワークしている劇団マリーシア兄弟の健太郎です。
テレワークって、実際何やるの??
あとがきもいよいよ終盤戦です。
『レコレクション・トリップ』
”追憶の旅”という意味のタイトルでした。
一日だけ、戻る事が出来たら。
「たった一日?」と作品内では散々な言われようでしたが、
実にリアルな塩梅だと思います。
もしも、タイムトラベルが意図して出来たら、
きっと始まりは秒単位だったり、分単位だったりで、
やっとの思いで一日だったりするんじゃないでしょうかね。
そんなたった一日。
今日と明日と昨日の物語。
続いて、
貝原伶、サトシ演じた
アラヤにせまるあとがきです。
アシスタントディレクターとして、日夜仕事に打ち込むアラヤ。
親の死に目にもあえない業界だと認識した上で、
今日も現場を仕切っていた。
しかし、彼は今日が自分にとって
とても大切な日だという事をすっかり忘れていた。
ざっとこんな所でしょうか。
さて、シンちゃんがきてもうちの一番の若手は彼です。
劇団マリーシア兄弟イチの伸びしろ王子サトシです。
どうぞ、今後ともサトシをよろしくお願いします!
今回は、ADという事でした。
ソウマが物理学者というイレギュラーだった事を除けば、
全員がいわゆる芸能関係の人間ですが、
今作においては、彼だけが役者ではありませんでした。
実に見事にADをやってくれたと思います。
普段は、
こんな感じで、出番を待っているのに、
こんなに見事にADでした。
こんなADいないと思います。
さすが、役者です。
漫画は、片手で持てますがジョッキは片手で持てません(笑)
そんなサトシが演じたアラヤでした。
今回は、急遽出演が決まった事もあり、
出番自体は少なめでしたが、
今作において、色々異端な役どころでした。
まず、ADである事。
そして、今回のタイムスリップによって
唯一、失わずに未来へ行けたという事です。
ソウマは、ご存知彼女を失ってます。
タイジュは、役付きの現場を失ってます。
コウキは、ばあちゃんを失ってます。
(ヨシトは、何も失わず、何も得てません。(笑))
仕事に明け暮れる中で、
婚約者の誕生日を忘れていたアラヤ。
突然、明日から来たという謎のヒゲに
このままだと婚約者に振られると告げられます。
にわかには信じられないアラヤではありますが、
謎のヒゲが、誰も知らないはずの婚約者の誕生日を
言い当てた時点で、怪しいは怪しいにかわりはないにしても、
一概にデタラメだとは思えないわけです。
半信半疑ってやつですね。
ただ、婚約者の誕生日を忘れたままにしていたら、
いい展開にならない事だけは確実だと思った事でしょう。
ただ、業界人として
親の死に目にもあえないと思っているのに、
婚約者の誕生日くらいで仕事をすっぽかすわけにはいかないという
彼なりのプロ意識があったんでしょう。
初めは、忠告をそれでも無視します。
「誰かを悲しませて、叶える夢なんて
なくていいんじゃないですかね?」
これは、けっこう自分も激しく同意な所なんですが、
ソウマの考えがアラヤの考えを改めさせます。
それは、人それぞれでしょう…
そう言いつつも、アラヤは婚約者のもとへ。
そして、起こる悲劇(笑)
婚約者の誕生日は、明日でした。
一日、誕生日を間違えていたという事で振られてしまったアラヤ。
もちろん、怒りはあのヒゲ、ソウマに向かいます。
よくよく冷静に考えれば、それでも完全に逆ギレな所もあると思います(笑)が、
アラヤの怒りは、皆様ご覧の通り、
今作のピークのパワーでした
レコレクショントリップ告知動画でも話していましたが、
サトシが言っていた、『劇団マリーシア兄弟の伝統芸』ですね(笑)
ザックリドタバタやっている様に見えるとは思いますが、
結構いろいろ演出入っております。
意外に稽古で苦戦する部分でもあります。
けっこう神経使うんですよ(笑)
だがしかし、コウキにとっては未来から来たという話を理解するのに、
いろいろ大事なシーンだったりもします。
一回目は、
「離せ…スタッフだぞ…。」と、
稽古でスタッフ業務をやっていたのに、突然凄みを出してきます(笑)
二回目は、それを逆手にとって
「監督に聞こえますよ!撮影!」と
仕事の立場を使って、黙らせます(笑)
本来なら、この怒りは収まるわけもないのですが、
より立場が上の人の事で少し冷静になり、
コウキの発するただならぬ空気感を察して、
ここからはただひたすら黙りこくります(笑)
ここでは、演出に
「お前は、顔が良くて目立つから、本当に何もするな。」
「ちょっと動くだけで、凄い目立つから本当に動くな。」
と、釘に釘を刺されるくらい釘を刺されていました(笑)
このシーンでは、とても苦労したと思います(笑)
そして、コウキがばあちゃんのもとへ行き、
「キミはどうするの??」とソウマに尋ねられます。
そして、クソヒゲ…という言葉を残し婚約者のもとへ行きます。
きっと、このあとは上手く行った事でしょう。
しかし、このあと彼はある一つの疑問点を解消しに戻ってきます…。
そうです…
「キミ…だれ?」です(笑)
という事で、ここでいろいろ明らかになるわけですが、
登場時にタイジュだけ声かけられなかったり、
ソウマに婚約者の誕生日のパスを出された時も、
常にタイジュは、アラヤの死角にいて見えていなかったんです。
(稽古中は、パネルがないので、丸見えですけど…)
その芝居も、地味に大変だったと思います。
お互い、ポジショニングを間違うと目に入ってしまいますからね。
ソウマは、飛び入りで名簿には書いていなかったでしょうが
自ら挨拶をして、飛び込んでいます。
つまり、そうでもしないと名簿にない人間のことは基本考えませんから。
怒りに任せて、戻ってきた時はきっと
意識の外にいたでしょう。
コウキを説得しているタイジュを見て、
「いや…キミだれ…?え、なにこれ?あ、タイムスリップの話?」
と頭の中はちょっとしたパニックだったに違いありません(笑)
最後のヨシトに言う、
「本当に面白い作品は、ネタバレしても面白いですよね。」からの下りは、
脚本には無く、本番直前で足されたセリフでした。
なので、難しいセリフというわけではないんですが、
けっこう本人苦しんでました(笑)
もちろん、俺ヨシトのセリフも同じタイミングで生まれたセリフだったので、
やっぱり身体に馴染むのに時間かかりました。
正確には、馴染みませんでした(笑)
そんなわけで、アラヤのあとがきでした。
今回は、急遽出演することになったサトシでしたが、
稽古はフル出席だったでしょうか??
今回は、セリフが少ないという事もあって
代役はほとんどサトシがやってました。
それは、シンちゃんもでしたが。
今回の稽古では、
スキルアップも目指している所もありましたので、
本来、代役のサトシには必要のないはずの演出とかも、
代役なのにけっこうありました。
演出というか、要求というか…似た言葉ですが、
なんとなく違うんですよね。
サトシにつけた演出は、
必ずしもユウマに引き継がれた訳ではありませんでしたし。
なので、サトシも今回の稽古で、
主役の振る舞いというか、芝居を叩き込まれた所もあり、
きっと今後のサトシの引き出しを増やした稽古だったんじゃないかと思ってます。
代役やりすぎて、
タイジュのセリフばかりが、頭に入って
自分の本役のセリフが入らないという
あってはならないスパイラルに陥る時もありましたね(笑)
ご苦労様でした。
そんなサトシとの稽古の帰り道の
ただ家まで送った動画は、こちら
サトシが、メンバーでは単独で熱海旅行に行ったという動画は、こちら
どれもこれも、
サトシのひととなりがよくわかる動画かと思います^^
自分のお気に入りはコチラです。
よかったら、マリーシアチャンネルも
こんな時ですので、
劇団マリーシア兄弟がどんな人間たちで活動しているのかが、
よくわかる動画になっていますので、
ご覧いただけたら嬉しいです。
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チャンネル登録とかしていただいても、嬉しいです。
よろしくお願い致します!
では、次回のあとがきはいよいよラスト。
ぼく、狩野健太郎が演じたヨシトに迫るあとがきです。
気長にお持ちください!
劇団マリーシア兄弟
佐々木祐磨
キヒラユウキ
守屋慎之介
貝原伶
狩野健太郎