燕雀いずくんぞ | 花鳥風月晴耕雨読~めざせアーリーリタイア、めざせ好々爺~

花鳥風月晴耕雨読~めざせアーリーリタイア、めざせ好々爺~

旧タイトル「34歳、無職です。」
→「東証一部上場企業の製品設計が最低賃金の警備員になった件」

50代で早期退職して、花鳥風月を
愛でて、晴耕雨読な余生を満喫する
事をめざすブログ。

何とかの何だかを何がしか。

人の気持ちを慮ろうというお話です。


その前に選挙のお話。

恥ずかしながら小生、この度の参議院選挙
初投票をして参りました。

18歳でも選挙に行くきょうび、34歳に
して初の参政です。


ま、お仕事がんばってる間はあの紙を送り
つけられるゴミと称して郵便受けから指定
ゴミ袋へシュゥゥゥゥ!だったわけですが
ね。

無職で暇してる間に池上先生の教えを見て
いる内、政治とか政党とか選挙について
関心が湧いて来たのです。


ここで言うべきではないかも知れませんが
私は現時点では与党派なのです。

選挙区も比例区も自民派なのです。


とりあえず今回の結果は与党勝利の様子で
すので、私の思い≒国民の思いという事と
見て良さそうなのです。


んで。


政治家さんの細かい事情とか思いなんての
まで我々小市民には理解することは出来な
いもので。

無論、逆に我々小市民一人ひとりの意見は
政治家サンにご理解いただけてはいないの
でしょう。


つまりそういうことなのです。

誰かの思いなんてのは一面から見えた何か
で完全に理解することなど不可能だという
ことなのです。


例えば、サイコロです。

ある人は1ばっか出て「サイコロなんて
信用ならない」と思ったりするかも知れま
せんが。

ある人は6ばっか出て「いざというときは
サイコロに頼ろう」まで思っているかも
知れません。


言うまでもなく。

サイコロってのは1から6まで全部の面を
持つものです。

1が出るものでも、6が出るものでもない
ってことです。

「こういうもんだ」の決めつけほどアテに
ならないものは無いのです。


お利口サンだと見えたからと言って、その
人すべてがお利口サンだとは限らないって
ことなのです。

目に見える部分でお利口サンにしている分
裏に見える闇がどす黒く深い事もあるので
す。

そういう裏の姿まで想定して、想像して。
慮って見るのがベストだと思うのです。


話を戻して、選挙です。


今回の焦点は「集団的自衛権を良しとする
か否か」にあるとかニュースでやってまし
た。

与党側に投票する=集団的自衛権を認める
という判断となるだろうということです。


アレを戦争法案ダーと毛嫌いする方もいる
でしょう。

そういう意見はそれとして否定する所では
ないのですが。


そんな法案を出せば、間違いなく批判の的
になるでしょうなのです。

だけれども。

それを敢えて出したのは何故でしょうか。


そうせざるを得ない。

そうする事で得られる何かがある。

自分や自分の政党に対して逆風であっても
出す必要がある。

自身に取ってマイナスでも、大局を見ると
プラスになる。

「憲法違反かも知れない。
 国民に批判されるかも知れない。
 野党に叩かれるかも知れない。
 でも、これは必要なものなのだ。」


そういう意思を感じたのです。

そう私は見たのです。

見たというか池上先生がそんな話をしてた
ってだけなのですけどね。


それを「さあ叩きどころだ」と言わんばか
りに叩いている野党とか、それに乗っかっ
て野党派に行っちゃう人達。

「ほらアイツラ戦争したがってるよ。
 ウチラはソレに反対するから平和だよ。
 ウチラに投票してね」感があるのです。


どっちが多数派か…。

その結論が出たわけですね。


個人の一時の感情に従うと、往々にして
悪い結果を招くというものなのです。

やりたいからやった、なんてのは、誰一人
説得できる理由ではないのです。

後から指摘されると反論できないような
ものなのです。


私はやりたくないけど、やらないといけな
いから、やった方がいいから、やった。

そういう自己犠牲にも似た思いが、人を
動かす力なのです。

そういう理屈で世の中は動いていくものな
のです。

巡り巡って自分のためだったとしてもね。


俺、なんか気に食わねー。

アイツ、なんか嫌じゃね?

そんな理屈は世を動かす力はないのです。

人の心を動かす力はないのです。

そんな理屈で動かされる心の持ち主は、
世を動かせない少数派なのです。


人の行動、人の気持ち。

「なぜアイツはそういう行動を取るのか」

人の行動を理屈で考えるように。

自分の行動を理屈で説明できるように。


すべきなのです。

解ってくれでは解ってくれないから。


鴻鵠だって燕雀の志は分からんのです。

想像する事、慮ること。

反省する事、認めること。


それが一番大事なのです。

まじめな意見。

解ってくれるかしら。


解ってくれ。