お久しぶりです。ちょっとジェラートを軸にした新しい展開の準備と、僕自身が風邪気味でバタバタしてました。
そんな中、僕にとって意味のある新たな出会いがたくさんありました。焼き物の若手作家さんやちょっと他にない形状の包装資材を創る方、そして真っ直ぐな情熱で不器用さも魅力的な方、、新しいことを始めていくと自分を取り巻く環境や人間も不思議と変化してくるように思えます。特に今月は実は自分はいろんな人に支えられていたんだなあと再認識させられる出来事が多かった気がします。そんな大事なことを気づかせてくれる大切な方にも出会いました。出会いに心から感謝です。

明日はラジオ生出演です。ラジオかなざわ(78.0)で朝9:00からの番組で「かぼちゃジェラート」「さつまいもジェラート」をパソナリティーの方に食べていただきながら、開発秘話や会社として、またその枠を超えた僕個人の今後の展望なんかをお話できたらいいなと思っています。

あさって金曜日は能登へ行き、農林水産省の方を交えた現地意見交換会に出席してきます。
高齢者や小規模な農家も安心して農業に取り組める環境を作り上げ、農山漁村に明るさや活気を取り戻すため、現地の方の生の声を聞き、今後の農政のあり方や地域活性化の方策についてヒントを得ることを目的として開催されます。

地産地消が叫ばれ昔は見向きもされなかった地場ブランドが脚光を浴び、首都圏のバイヤーがそれに群がり大手企業からの注文に田舎の生産加工者も何とか答えようと必死です。
でもその現象に何か違和感を感じてしまっているのは僕だけでしょうか。
買い手や商品を手にするエンドユーザーは本当に創り手の想いや情熱を汲み取って大切にその価値を感じているのでしょうか。
自分が情熱を込めて創りだしたそこでしか手に入らない希少性のあるものはそんな流通にのせてしまってよいのでしょうか。
どうか、手にする方にはその商品の背景にあるストーリーをしっかりと感じて欲しいと思います。
石川が世界に誇る九谷焼を転写した器・はたまたその文様の携帯ストラップが出回っている今の状態が窯元の方の目にはどう映っているのでしょうか。
生の人間の手仕事だから、、それだからこそ人の心を動かすモノが生まれるんです。自分が心血を注いだモノをそんな薄利多売の価格競争の渦に巻き込んではいけない。
僕らモノづくりに携わる人間はもっと生み出したものを大切に大切にしなきゃいけない。
明日の意見交換会ではそんなメッセージを乳製品加工業者の立場から発言してきます。
taizo