1e7a49de.JPG今日は幸水梨が入荷したので幸水梨ソルベを製造しました。大人気ですぐに売り切れました。明日も製造します。プラムソルベも出しています。
9/2のジェラートワークショップのテキスト作成と当日製造するジェラートを試作していました。試作ジェラートも一度レシピを大幅に改良して完璧に仕上がりました。グラニュー糖や上白糖で甘味を出すのをやめて三温糖で自然な甘味を出し、野菜の素材の旨みを最大限に引き出しました。ジェラートとアイスクリーム違い、ジェラートの種類、ジェラートが出来るまで、ジェラートの種類別(アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓)、シャーベットとソルベの違い、ジェラートのコクの秘密、ジェラートでは、体積(カサ)=重量(メカタ)が成り立たない、、などなどジェラートの基礎知識から、知っておくといいかなと思ったちょっとした専門知識までかなり内容の濃いものとなっています。

最近、「ダカフェ日記」が本になったものを購入しました。日常の何気ない風景ですが読み終わると温かい気持ちになるお勧めの本です。野々市店にも置いてありますので平日の午後、お店の中の時間がゆっくり流れている頃にさらっと読んでみてください。

全国各地の心を動かされる原風景が残っている土地に密着して、その土地にしかない素材を使ってジェラートを作っていきたいと強く思うようになりました。その土地に住み、地元の方々と交流して僕ができることを探す、、その土地の野菜・果物・海産物に至るまで独自の加工技術で素材の旨みを最大限に引き出し、そこの商工会とも連携を図りながら地場に根付いていく、そんなことをしていきたいです。おこがましいかも知れませんがその地域の地場産業の一端を担いたいと強く思っています。
昔ほど東京に魅力を感じなくなってきました。何故でしょうか。作っては壊され作っては壊され、、そんな消費の仕方になんだか違和感を覚えてきたんでしょうか。魂を込めて真剣にものづくりと向き合う自分が生み出す商品がいつしかそんな大量消費の波に飲み込まれ消費され消えてゆくことへの恐怖でしょうか。ビジネスの土俵としての魅力はありますが直営店を出すことへの心の動きは昔ほどありません。いずれにしてもここ石川県でまだまだ僕のやれることは山ほどありますが、金沢にお店を出して3年、良くも悪くも金沢ならではの様々な構図が見えてきました。東山も魅力的ですが、尾道、岩瀬大町、飛騨、鎌倉、、など僕の心を動かす風景は日本にまだまだたくさんあります。近く全国を旅したいと思っています。金沢に限界を感じたのではありません。今僕が持っている感性と技術がもっとどこかで誰かの役に立てるんじゃないか、そんなことを感じ始めています。富山の白えび、ジェラートにしてみたいなあ。。
taizo