576f4ad0.jpg東京神楽坂kemuriのオーナーより携帯に新年のご挨拶も兼ねて直接発注がありました。「フレッシュミルク」「黒糖」「キャラメル」のオーダーでした。以前「黒糖」を125mlカップのサンプル商品として発送したところ非常に気に入っていただき今回のオーダーになりました。こちらの提案がすぐに受け入れられると嬉しいですね。
B2システムを導入。B2は法人が簡単・便利にお荷物を発送できるよう開発した無料の「送り状発行ソフト」です。宅急便はもちろんのこと、クール宅急便、宅急便コレクト、宅急便タイムサービス、クロネコメール便などさまざまな商品に利用でき非常に便利です。お客様から受けた地方発送の宅配をこちらのパソコンで追跡できるシステムも気に入りました。
各業者への納品書、請求書、宛名など全てパソコンで印刷にかけることになりました。こうして業務がスムーズになりますが、いつまでも作り手の想いが伝わる手造り感を大切にしていきたいと思います。こだわって作ったもので高い単価をいただくためには、根拠が必要です。情報が接点となってこそ、生産者と消費者が対等に付き合えるのだし、そうすれば価格は後からついてくると考えます。情報が生産と消費を繋ぐのです。
e-market placeにおいて全国約1万社を超える買い手業者に今から春季限定フレーバー「桜ジェラート」を売り込もうと写真を添付したカタログを作成中。だいたい勝負を賭ける月(3月)の2ヶ月前から準備します。写真はその一部です。ちょっと色味がわかりにくかな。。夜撮影するとなかなか色味が出にくいです。うちのジェラートは着色料など一切使用していない天然ものなので色味もやわらかい訳です。自然光を利用した昼間に再度撮影してみます。文章も買い手がhitしそうな言葉を練りこんでいるところです。

僕が父と酪農経営に従事していた数年前、最大の疑問は、自分で生産した牛乳の値段をこちらで決められないことだった。農家は生産したものを地元農協に出すだけ。農協は市場に送るだけで値段はその時の相場に左右される。だれも責任をとらないし、これでは事業とは呼べない。これを「仕方ない」と受け止めるのではなく、「矛盾」ととらえたのが、毎日生産される牛乳に付加価値をつけたジェラテリア経営の本格的なスタートだったような気がします。そこから9年目の今年「牧場のアイス屋さん」から脱却すべく、デザイン性を重視しトータルでブランドイメージの向上を図ります。地域と共生しつつ、殻にこもらない姿勢が未知なる産業に可能性を生むと考えます。僕自身、客観的視点に立っても地場にしっかりと立脚したこの産業がどういう着地点を持っているのか非常に興味深いです。ジェラートという枠にとらわれるのではなく、最終着地点は、他産業とも連携した「生命総合産業化」かも知れません。将来は「宇宙食としてのジェラート」にチャレンジしてみたいですね。自分の作ったジェラートを宇宙飛行士が食べる姿を全世界の人類が目撃する日は近いかもしれません。
taizo