経営者以外にマレーシア人経営者数人と
話す機会があったのですが、
その時に感じたことを記しておきます。
マレーシアは多民族で形成されているため、
一概にマレーシア人といっても、
1.マレーシアンチャイニーズ(Malaysian Chinese)
(チャイニーズマレーシアンズ(Chinese Malaysians)
どちらの表現が正しいかは分かりません・・・)
2.マレーシアンインディアンズ(Malaysian Indians)
(インディアンマレーシアンズ(Indian Malaysians)
同じくどちらの表現が正しいかは分かりません)
3.生粋のマレーシア人
(Genuine Malaysiansとでもいうのでしょうか(笑))
に私は分けて考えています。
ここでは、“華僑”は中国大陸(本土)から
ビジネスのためにマレーシアに来た
中国人のことを言うことにします。
華僑以外の
マレーシアンチャイニーズと
生粋のマレーシア人経営者と
それぞれ話したのですが、
彼らのビジネスに対する考え方の違いが
明確で面白かったことがあります。
これまた正解、不正解はないのですが、
私はインターネットで商品を販売している、
ネット通販をしている関係上、
どうしても一つでも多くの人に良いものを
手にしてもらいたいと考えます。
おそらく、日本人のあなたの感覚も
そうだと思います。
私は、マレーシアに韓国スマホを卸す
ビジネスを始めたのですが、
マレーシアンチャイニーズ経営者は、
私の考え方と同じです。
例えばですが、1万円で売っても、
利益は1台に付き5,000円あるとします。
であれば、
スマホを月に3万円で1台(=3万円)
売ることより、
1万円にして10台(=10万円)
売ることを考えます(よね)
これは正しい、正しくないの問題では
ありませんからね。
3万円にしたら1台しか売れないのが、
同じスマホを
1万円にしたら10台売れます。
あなたならどうしますか?
単純に10台で5万円の利益です。
しかし、3万円にしていることによって
月に1台しか売れないのですが、
1万円にしたら10台売れるのが
分かっているのにです。
生粋のマレーシア人経営者は、
目の前の1台分の利益をより多く
得たいために3万円で1台売って、
2万5千円の利益を得ようとする
考え方なのです。
生粋のマレーシア人経営者の
みんながみんなこの考え方ではないと
思いますが、少なくとも私が会った
3人の生粋のマレーシア人経営者は
一様に同じ考え方でした。
一人でも多くの人に良い品を
持ってもらいたい、提供したいと思う、
ビジネス的感覚からして、
私は1万円で10台売ります。
もちろん長期的にはそうですが、
短期的にもその方が利益が多いのは
明確です。
これには、笑えたというより、
ある種のカルチャーショックを覚えました(笑)
だからか、貧乏人はいないと言われている
マレーシアンチャイニーズがここ、
マレーシアの経済も全体の70%以上を
握っているのだなと思った次第です。
経済活動(ビジネス)は、
より多く物、サービスを提供してこそ、
売上げ、利益ともに増え、
社会貢献できるものではないのか
と思うのですが・・・。
では、またです!!

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