暑い京都での講演会でした。京都府私立幼稚園147園の父母、約400~500人を対象とした講演会でした。なぜか?私、料理研究家になってしまいました(^:)3年前も講演をしているのですが、その時はコロナウイルスの影響で、大きな会場で、オンライン配信、幼稚園の関係者だけ100人くらいを対象に話させていただいたことを思い出しました。

 大きなホテルなので、朝食はビュッフェ、和定食の選択です。ビュッフェは好きなものを好きなだけ食べられるので、大混雑です。そのため、落ち着いて食べたい人のために、和定食を併用しているところが多いですね。このホテルは何度か利用していますが、初めて、ビュッフェを利用しました。元々、京都は外国人が多いところですが、欧米人、アジア系・・・様々な言葉が飛び交っていました。

 ほうじ茶で炊いたごはんがうまかったですね。緑色はよもぎの生麩の白味噌掛け、その他、万願寺唐辛子の煮物、すぐき漬け、赤魚の西京漬け、京都らしいものが並んでしました。朝からローストビーフまであります。「3500円」ですから、自腹の人は食べ過ぎてしまうでしょうね。

 さて、京都と言えば、「にしん蕎麦」が有名です。かつて、にしん蕎麦発祥の店にも行ったことがあります。高価でした(^;)今回は安い店で・・・・

 実はかつて北海道にも元祖、「にしん蕎麦」の店がありました。どちらが元祖、発祥の店か小さな論争になったことがあるようです。私は名も知らぬ人が、身欠きにしんを煮たものをたまたま蕎麦にのせたのが始まりだと思っています。元祖、発祥の話は、「飲食店」で提供したのはどちらが先か?という話だと思っています。そして、たまたま蕎麦ににしんを乗せた名も知らぬ人は京都の人だと思っています。

 ここからは妄想です。なぜなら、かつて北海道でとれた干したにしん(身欠きにしん)を船で京都まで運ぶのに、約1か月くらいかかったと言います。その船に冷蔵設備も、保存料もありませんでした。身欠きにしんは脂が多い、だからうまい。と同時に「酸化」しやすかったのではないか?そこに味付けの濃い、蕎麦に乗せてもうまい、身欠きにしんにしんの料理が発達したのではないか?さて、この妄想を、明日、魚とは思えないほどとれた、魚にあらず、「鯡」の産地だった北海道に行ってたしかめてきたいと思っています。『石狩挽歌』の歌にあるように、「あれから鰊はどこへ行ったやら・・・・♪♪」、たぶん?外国産の身欠きにしんを食べることになるのでしょう。

 あ!!講演会で行くんでした(^:)朝から長い妄想にお付き合いいただきありがとうございました。

 まだ、講演会には申し込めると思います。「シェア」宜しくお願いします。