朝ごはんにパンとコーヒーはNG | 幕内秀夫の食生活日記

幕内秀夫の食生活日記

「食」にかかわる諸々を綴っていきます

 ごはん、味噌汁(なめこ・三つ葉)、ぬか漬け(きゅうり・かぶ)、自家製エノキの佃煮、ほたるいか、納豆

「朝ごはんにパン&コーヒー」はNG⁉️健康に欠かせない◯◯を弱らせてしまう悪い食習慣

「しっかり食べているのに疲れが取れない」「なんだか最近お腹が空きにくい」そんな人は、もしかしたら胃腸がお疲れなのかもしれません。人間の気力や体力の源は食べ物なので、胃腸が元気であることは、生きる上でとても大切なこと。そこで今回は、国際中医薬膳師の瀬戸佳子氏による著書『1週間で胃腸が必ずよみがえる気血スープ』(文化出版局)から、胃腸を元気にする食習慣について少しだけご紹介します。

「朝ごはんにパン&コーヒー」はNG⁉️健康に欠かせない◯◯を弱らせてしまう悪い食習慣

「朝ごはんにパン&コーヒー」はNG⁉️健康に欠かせない◯◯を弱らせてしまう悪い食習慣© クックパッドニュース

食べても元気が出ない人は、胃腸の弱りが原因

突然ですが、質問です。

みなさんは毎日、おいしくごはんを食べていますか?

「おなか空いたな、ごはんの時間が待ち遠しいな」「食べたら元気が出た!」という状態でしょうか。

「若い頃は、モリモリ食べていたんだけどなあ」「そういや最近、おなかが空いてから食べていないかも」「胃もたれが通常営業となっちゃった」などなど、不穏な返事が聞こえてきそうです。

鍼灸院に来られる患者さんを拝見していても、毎食きちんとおなかが空いて、おいしく食事が食べられている人は、思いのほか少ない印象です。

きちんとおなかが空くようになるには、どうしたらいいでしょう?

「食事抜き」「断食道場」「カロリー消費の激しい運動」「胃薬に頼る」といった答えが返ってきそうです。しかし食事は、毎日のこと。これらの対策は現実的ではありませんよね。そもそもの「胃腸の調子を落としている原因は何か」を考えなくてはいけません。

 

「飽食の時代」と言われ、「現代人は食べ過ぎ」とも言われますが、それが原因なのでしょうか? しかしこの「食べ過ぎ」は、単純に「食べる量が多い」ということではないのです。

胃腸を弱らせるもの、つまり「嗜好品の食べ過ぎ」がとても多い。逆に「体を養うもの」は、驚くほど摂取できていなかったりします。たくさん食べていて、体型はむしろふくよかなのに、栄養失調という人が実はびっくりするほど多いのです。

多くの人は胃腸の不調を「自分の体質だから」「年齢的に仕方ないのよね」などと、軽視して、あきらめています。それは大きな勘違い! なぜならその不調は、自らの生活習慣と食習慣によって招いているケースが圧倒的に多いのです。逆に言うと、心がけ次第で、胃腸の不調の多くは治せるのです。

「朝ごはんにパン&コーヒー」は、胃腸を弱らせる悪習慣

胃腸の不調の解消に、とりわけ大切なのが「朝ごはん」。ですが、鍼灸院の患者さんに朝食について尋ねると、「パンとコーヒーのみ」という回答をよく聞きます。

しかしこれは私たちから見ると、午前中の体力を賄い、一日活動するための頭と体の起動には、パワー不足。胃腸を助けてくれるものが何ひとつないのです。胃腸が弱い人は体力がなく朝も苦手。朝はできるだけ簡単に済ませたい気持ちは分かりますが、逆に食パンとコーヒーで済ませているから、いつまでたっても朝にボーッとしてしまうのです。

食パンや菓子パンはふくらんでいるだけで実際に体の栄養になるものはとても少なく、菓子パンはほとんど油脂と砂糖。食パンにぬるのもバターやジャムで、甘いか脂っこいかで胃腸の負担になるものばかり。またコーヒーは胃粘膜を荒らすことがあり、栄養に関しては皆無。カフェインで上げているのは「カラ元気」なのです。

これではいつまでたっても、胃腸回復のきっかけにはなりません。東洋医学では特定の臓器が修復され、活動的になる時間帯が決まっています。朝食を食べる朝の7〜9時は、胃の時間帯。ここで胃を養うものを口にすると、効果は倍増です。

朝のコーヒーの代わりに「かちゅー湯」を飲もう!

そこで朝のコーヒー代わりにおすすめしたいのが、沖縄の郷土料理「かちゅー湯」。かつお節とみそにお湯を注いだもので、胃腸にいい発酵食品のみそと、体を動かすエネルギーや動力源となるかつお節を手軽に食べられる一品です。

「朝ごはんにパン&コーヒー」はNG⁉️健康に欠かせない◯◯を弱らせてしまう悪い食習慣

「朝ごはんにパン&コーヒー」はNG⁉️健康に欠かせない◯◯を弱らせてしまう悪い食習慣© クックパッドニュース

基本のかちゅー湯はとてもシンプルなので、家にある食事を加えてアレンジするのもおすすめ。アレンジレシピを3点ご紹介します。

「朝ごはんにパン&コーヒー」はNG⁉️健康に欠かせない◯◯を弱らせてしまう悪い食習慣

「朝ごはんにパン&コーヒー」はNG⁉️健康に欠かせない◯◯を弱らせてしまう悪い食習慣© クックパッドニュース

上記の例のほかにも、すりごま、とろろ昆布、じゃこ、乾燥湯葉、わかめなどお好みの具材を加えて、ぜひご自分なりのかちゅー湯を作ってみてください。

本文は『1週間で胃腸が必ずよみがえる気血スープ』(文化出版局)より一部抜粋・編集しています。

画像提供:Adobe Stock

▼ほぼ同感です。パン食は稀なお楽しみ程度にしたいですね。先日、ある機会に市販の食パンを食べてみました。想像はしていましたが、想像以上にフワフワしっとりに驚きました。一言で言えば、「食パンに耳がない!!」。いや耳はあるんですが、もはや耳ではない。たとえば、昔、サンドイッチを作る際、耳を落としていたことを思い出します。今、その必要はないですね。耳さえもフワフワしっとりです。小麦粉の精製、部分製粉、精製糖、精製油脂、そして食品添加物、それらあがあいまってあのフワフワになるのでしょうが、どう考えても行き過ぎだと思いますね。せめて常食は避けたいですね。それを「生きた教材」として学校給食で出すことがいいことなのか?全国的には、パンを出す小中学校は確実に減っていますが、まだまだです。北海道の皆様、「シェア」宜しくお願いします。

 

 私は弁当を持っていく際、ラップに味噌と鰹節、ネギをいれて丸めたものを持参することがあります。それをカップに入れてお湯をさして飲むことがあります。そうですか?沖縄では「かちゅー湯」と言うんですね。